2011年5月18日水曜日

2005年辺りまでの日記

 移動しました。


今度はここです。
さて、明日から頑張ってみよう。
今日は寝ます~。

  あらら?
色々いじろうかと思ったら、二時までは出来ないらしい。
一寝入りして出直すべきなのだろうか?
朝まで寝てしまいそうな気がする~。

今日は夏のように暑い日だった。たまたま一時過ぎに出かけたら、あちー。
ビールでも飲みたいなと思ったけど我慢しました。
明日は涼しいらしいけど、夕方から雨だとか。
なかなかうまくいかないもんだな。

昨日「Marlboro LIGHTS」を、オーストラリア土産で貰ったので
喫ってみたら意外とイケる。
煙草変えようか?
どうもセブンスターは臭いらしく不評なのだよ。
そういえば色々な銘柄を試した頃もあったな。
唐沢商会の本を数册読んで、おしまい。


これは常識なのかも?
ここの日記は良く消えるので困る。

テレビで見たのだけど、今、天皇、皇后両陛下がヨーロッパに行っていらっしゃる。
空港でジャンボジェット(専用機?)からタラップを下る映像を見ていたら、その
ドアにどでかいエンブレムが付いていた。
英字を読むと「ジャパン・セルフ・ディフェンス・フォース」とあった。
あのジャンボって自衛隊機だったのか、知らなかった。
毎度知らない空港に着陸したり、後ろに日本の象徴が乗ってたりするのだからパイ
ロットを含めスタッフはさぞ緊張するんでしょうね。


「シューズ・ケア・デイ1」

「シューズ・ケア・デイ1」

梅雨に入る前に靴の手入れをしなくてはいけない、と思って朝から玄関
で自分の靴を引っ張り出してはみたものの結構な量だこりゃ。
まずはビブラムソールが付いた黒のプレーントウ2足とバーガンディー
のサドルシューズ。
これからの雨の日はよくお世話になる予定なので取りやすい所に入れて
おこう。
続いて革底のローファー。黒、茶、バーガンディー、ネイビーの4足。
うわっ!白くなってるー!。
綺麗にブラッシングして風通しの良い所に陰干しだ。

冬用と夏用のウイングチップは無事だった。
冬用は黒のバック・スキン(鹿革のスウェード)、夏用は黒のカーフな
んだけどこれはメダリオンの二つに一つ位が裏まで貫通しているので、
とても涼しいのだ。
ただし明るい色のソックスは履けないのと、いたって雨に弱いのが欠点。

黒のUチップも結構履き回す一足なのだけど、あまり傷んでないな。
ベージュのヌバックモカシンは新品同様だからまあいいか。おっとグリ
ーンのパンチングローファーが出て来た。こんなの履くかなあ?
履くかなあ?といえばリザードのスリップオン!。強烈にガラ悪いぞ。
爬虫類はやっぱりあっち系のオーラを発してしまうからな。

分厚い革底のサドルシューズはシュートリーが入っているせいもあって
すんごく重い。これも陰干ししとこう。
またサドルシューズだ。何足あるんだかまあ。
これは薄めの革底でアッパーが茶のアンティーク仕上げなのが気に入り
購入したものの、品が良すぎてあまり履いてないというシロモノ。

あーチロリアンシューズだ。バック・トゥー・ザ・フューチャーはデロ
リアンっと。ワークブーツの短いのもあるけどこの辺は手抜きでいーわ。
コンバットブーツが3足、色違いで黒、サンド、オリーブとあるのは邪
魔だから捨ててしまおう。
ベロアのショートブーツとパープルのヌバックブーツは、一応取っとく
か。災害時への備えにね。


「シューズ・ケア・デイ2」

次はブーツだ、ジョドファー・ブーツってやつ。
これも冬にちょこちょこ履いてたせいか軽い手入れでいいようだ。
雑誌で紹介してもらったら通販を含めてかなり売れたやつなんだけど、通販
で不思議だったのは、こんなドレッシーなブーツなのに注文の半分が中高生
だったことだ。
そりゃあ格好良いけど、八万三千円ですよ。まったく。
子供も金持ちだねえ。
さて、今度は型押しのストレートチップ。取り外し出来るキルトが付いてる。
ゴルフシューズに見えてそうじゃないというやつだけど、キルト外して手入れ
するのが面倒だな、まったく。
この箱は?・・・おお、トラッドの王道タッセルスリップオンじゃないですか。
これも高かったなあ。
今のファッションでは何にも合わせられないけど、10年経ったらリバイバル
するのかな?
春夏らしくグローブレザーのコインローファーと、タッセルローファーもある
のね。これはもう近所履きにしてしまおう。
あ、ビットモカシンがあった。
グッチ風のきゃしゃなやつ。
またサドルシューズだ!これはグローブレザーにビブラムのレッドソールが付
いて積み革ヒールのかわいい奴。また履こう。これも陰干し。
同じ木型のスパイクレス・ゴルフシューズもあった。
これのソールはちょっと変わったビブラムソールで、街で履くのにも適してい
る。5ミリ位の吸盤みたいなクレーターが無数にモールドされてるので、異常
にグリップが良くて、アイスバーンでも滑らないらしい。
普段履きのアディダス2足は置いといてっと。
ジャックパーセルの白と黒。これは夏に使うから洗わなくては。
バーガンディーのモンクストラップはちょっとキツイから新品同様。
ネットオークションで売れないかな?
ドライビングシューズ風のオイルヌバックチャッカーは中敷変えてやろう。
出た、オールレザーの現用米軍コンバットブーツ。
これも、もういらないね。
お、何だ?
デカい箱だな。あ、そうか。
未使用のビーフロールローファー。色はバーガンディー。
ただしサイズが18インチだ。
誰か話のタネに欲しがらないかな、邪魔だし。
なんでこんなの持ってるのかというと、話のタネにしようと思ったのだな。
靴はまだあるけど、キリが無いので終わり。






何やら風邪っぽいのが嫌だな。
家中の地図を出して、あーでもないこーでもないと論じた日。
「チキンカツはマヨネーズで食いてー!」とマヨネーズを求めてあさっての
方向に走った兄を追い掛け、ついでにワイン一本買ってもらった。
マヨ&チキンカツはそんなに旨いのか?
ええ、兄はそれでドンブリ飯2杯は一気に食ってましたとも。


今夜は読書三昧

あらら、間が空いてしまった。
いけませんねー。

夕方から中場利一の「岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇」「岸和田少年愚連隊 
望郷篇」「愚連 GUREN 岸和田のカオルちゃん」を一気に読んでたらもう夜中。
食事しなくては。
あんまり本読みに集中すると他の事がまったくわからなくなるのでいけません。
気を付けよう。
それにしても面白かった。
この人の文体は西原理恵子に通ずるものがあります。
「ゆんぼくん」の絵が頭の中でちらちらする。

まだ未読の本が数册ある。何時に寝るのだろうか。


急性膵炎というもの

それは午後三時過ぎ。
食欲不振と身体のだるさを感じつつも、いつもの事さとパソコンに向かっていたら腹
部を突然未知の激痛が襲った。
内臓が連続して破裂しているような我慢できない痛み。
生まれてこのかたこんなに痛いのは初めてだ。
イメージ的には、映画「エイリアン」シリーズでエイリアンの幼生に寄生された人間
が成長したヤツに腹部を突き破られて絶命するシーンがかなり近い。
痛みで口がきけなくなり、うなり声が止まらないまま身体を丸くしたり反ったりしな
がらゴロゴロ転がり激しくのたうちまわるうちに頭に浮かんだのは『これは良くて虫
垂炎。もしくはもっとヤバイ状況に違いない。病院に行かねば。』ということ。

久しぶりの119番。
痛みに身をよじり、ともすれば担架から落ちそうになるためベルトでがっちり固定さ
れた状態で救急車に積み込まれた。まず「内藤病院」という所へ。
天井しか見えなかったので、そこがどんな病院だったのかはさっぱりわからないけれ
ど口が利けない私の代わりに家族にあれこれ質問し、レントゲン撮影だけして「他に
行ってくれ」と言ってくれたのは苦しみながらも途切れ途切れに聞こえた会話から理
解できた。
とにかく虫垂炎では無いらしい。
血液検査や、出来得ればCTスキャンで原因を探らねばならなかった。

今にもショック症状で心臓が停まるかもしれない患者を抱えた救急隊員は、懸命に次
の収容先を探してくれた。しかしなかなか見つからないらしく彼等は実直そうな顔に
激しいあせりの表情を浮かべつつ私を励ましてくれたのをかすかに憶えている。
しばらくしてやっと引き受けてくれる所が見つかり、私はまた担架に括り付けられ救
急車は走り出した。
エマージェンシー・カーの警告音というのは、普段聞くと耳障りこのうえないものだ
がそれが自分のために鳴っているとなると途端に愛しく感じ「もっと大きく・もっと
激しく」などとついつい思ってしまうものなのだなと確認。
(自分を追いかけて来るのは勘弁。)

途中、ふっと冷静に現状を分析できる瞬間があった。どんな時にもこんな一瞬という
のはあるものなのかもしれない。
そして私は思い出した。『言わなければ、ここで言わなければいけない。』
すっと息を止め確実に周囲に伝わるように言う。
チャンスは一度だけ。

「う、生まれる~!」



急性膵炎の続き

随分時間が掛かったような気がしてやっと二軒目の病院に到着し、運び込まれたころ
には冷や汗で全身がびしょ濡れになってしまっていた。
瀕死の状況で飛ばしたギャグが滑ったせいでは無い。
確かに冷ややかな視線で見られはしたが。
「死にそう」な激痛は全身の汗腺を全開にしていた。
流れ込んだ汗で一時左耳が聞こえなくなり、担架には汗の水溜まりが出来た。
うつぶせにしていた顔をひねらないと呼吸が出来無い状況。

その病院で救急外来の男性が私を見て「なんだ?外は雨か?」と周りに尋ね、それが
汗である事に気付いた時の狼狽ぶりは見逃さなかった。
そうだよ、こっちは死にそうに苦しいんだ。
早く早く早く早く早く早く早く、痛みを何とかしてくれ。
がらがらがらがら。
身体を痙攣させ、うめきともうなりともつかない声を上げながらどこか奥へ奥へと運
ばれて行った。
天井の蛍光灯がどんどん流れていく。
たまにはみだした肘や膝が何かにぶつかるが、痛みは感じない。
そんな場合では無いのだ。

手術室に着いた。
持ち上げられて台に載せられ腕にぶつぶつと注射器を刺される。
期待した痛み止めでは無く、血を採っていた。
腹を押され何か質問された。
上半身に丸い物がたくさん貼り付けられた。おのおのにケーブルが繋がっている。
どうやら死にそうなので心電図をとっているようだ。
死ぬのか。
しばらく静寂が続いたような気がした。
いや、周りは医師や看護婦がバタバタと作業していたはずだ。


まだ続く

そこで何があったかは記憶に無い。気絶していたのかもしれない。
また運び出されてレントゲンとCTスキャンを撮られたあたりは朧げに憶えている。
無理に立たされてレントゲンを撮られ、そのまま後ろにひっくり返ったような気もするが意識が
はっきりしたのは集中治療室のベッド上だった。

先程までとは比べ物にならないが、かなりの痛みが残っている。
こんな大層な機械で取り囲み、あちこちに管を差し込んで何かを送り込んでいても痛みを消す事
はできないのか。
視界に入る点滴は6個。両腕と鎖骨横に繋がっていて動けない。
上腕部には大掛かりな血圧計が取り付けられ、モニターが光っている。
次々と看護婦がやって来ては顔を覗きこんだり、点滴のチェックをして話かけてくるのだけど、
しゃがれたうめき声でしか返事が出来ない。
何度目かにやっと睡眠薬か痛み止めを注射してくれと言う事が出来た。
看護婦はあらかじめそこにあったのか即座に何かを射ってくれ、また意識が遠退いた。

朝になったようだ。
時計も見れないし部屋は暗いのだが、かすかにどこかから光が射している。
口の中も喉も乾燥しきっていて痛いので、水を貰いたいと頼んでみた。
駄目だそうだ。とにかく口から物を入れるのは一切いけないらしい。
胃腸もおかしくなっているのだろうか?
まだ腹痛は続いているが、叫ぶほどではない。ただ、たまにうめき声が漏れる。
しばらく経った。部屋が明るくなり数人の医師と看護婦が部屋に入って来た。
やっと色々な説明をしてもらい、急性膵炎であると聞かされた。
とりあえず生命の危険は去ったらしい。
しばらくは絶対安静・面会謝絶で動くことも出来ない。
機械と看護婦のたてる音以外は何も聞こえない。視界に入るのは天井だけ。
一度寝たらもう昼だか夜だかもわからない。
わかっても関係無いのかもしれないが。


 少し回復

痛みがひいて来たのと同時に考える余裕が生まれ、焦燥感が襲って来た。
電話をかけたりメールを出したい。メールのチェックもしなくては。
しかしベッドから一歩も動けない状況では無理だ。
兄に頼んで数人に電話してもらった。
夜じゃないと連絡がつかない相手に関しては、明日まで返事がわからない。

緊急手術がたくさんあったらしく、ベッドを移動させられた。
準集中治療室のような所で、あまり機材でごちゃごちゃしていない。
なんと窓があって外が見える。
こんな事がこんなに嬉しいなんて。
常夜燈を顔面に浴びせられることも無く、枕もとのライトで読書もできる。
「本の雑誌」の七月号と、「固いおとうふ」「水に似た感情」(中島らも)を買って来て貰い
深夜まで読みふけった。
通路は急患で大騒ぎだが、何故か安らかな気分で熟睡。


計画開始

昼間は静かにしていた。
しょっちゅう誰かが様子を見に来るし、点滴の中には常に一定の圧力で薬剤を注入するために
電子機器を使用しているものなどがあり、電源が繋がっているので身動きできないのだ。
この機械は点滴を引っ掛けるフック付きのキャスターに取り付けられており、ぶっとい注射器
をセットするとその内容物をじわじわと体内に送り込んで来るので停まるとヤバイらしい。
ただ、看護士がふと漏らした『もしもお通じ(大)が出そうになって、動けるようだったら
点滴を全部これ(機械の付いてるキャスター)にかけ、電源を抜いて引っ張って行ってもいい
ですよ』という言葉が気になっていた。
どうやらある程度は充電されて移動時も動作するらしい。
よく考えたらそりゃそうだ。

午後九時の消燈が過ぎ病棟が静かになった頃、点滴をひとつずつ丁寧にキャスターのフックへ
移動させ、電源を引き抜いた。
緊張の一瞬。
何ごとも無かったかのように機械は動いている。
そっと足をベッドから下ろしサンダルをまさぐる。あった。
それをつっかけ、キャスタースタンドを杖代わりに立ってみた。
ふらつくし、腰が伸びない。年寄りのような姿に違いない。
目の前にあるトイレまで歩いたがえらく時間がかかった。
何しろキャスターには大量の点滴がぶら下がり、真ん中には機械まで付いているので重いうえにバランスが悪い。トップヘビーというやつだ。
ゆっくり、ゆっくり移動して用を足しベッドへ戻って座り込むと、どっと疲れが襲って来た。
忘れないうちに電源を繋いで横になる。
時計を見て30分以上かかっているのがわかった。電源は結構保つらしい。
トイレで何げなく貼り紙を読んだ中に、喫煙についての注意書きがあった。
地下と最上階に喫煙所があるようだ。エレベーターを使えば(使わずにこのキャスターを連れて他のフロアに移動するのは到底無理なので使わざるを得ないのだが)すぐ行けるだろう。
煙草の一本位なら素早く吸って戻れるのではないか?
家族の持って来てくれた旅行用のグルーミング・キットにはライターも入っている事だし、後は煙草を調達すればいいのだ。
いざとなったら喫煙所で誰かに貰うという手もあるな。

ささやかな悪事を計画しつつ就寝。


チューブはややこしい

車椅子に載せられCTスキャンを撮りに連れて行かれた。
昼間、この病院の一階を通るのは初めて。
外来の患者がたくさんいて、あわれな姿の私を見たり見ないようにしたり。
帰りに電話を掛けさせてもらった。
母が来たので煙草と禁煙パイポを売店で購入してきてもらい、枕許の引き出しに入れておいた。
夕方、ベッドで届けられた食事を採りつつ「食事と点滴の両方から栄養を吸収したら少しは太るかな」
などと考えてながら点滴を見上げたら、どうもおかしい。
つまっているというか、盛大に逆流して何本もの透明なチューブが真っ赤になっている。
これはいかんとナースコール。チューブを手で折り曲げて逆流を止めていたら看護婦が来てくれた。
「これ、どうしましょ?」と尋ねる間も無く彼女は顔を引きつらせつつ『そのままぁ~!』と叫んで
回れ右をし、どこかに消えた。
どうもマズイ状況らしいのだが、ただでさえ旨くない病人食が冷めてしまったらとても食えたもんで
は無いし、これを逃すと明日まで何かが胃に入る可能性はゼロなので右手でチューブを押さえ、左手
で食事を続けていたら派手なガラガラガラという音と共に医療用具満載のワゴンを押した看護婦二名
が駆け込んで来た。
彼女達はかなりあわてている様子で、何本も繋がって枝分かれしているチューブを抜いたり差したり
シリンダーを付けてポンピングしたりといった作業をしているのだが、中味の真っ赤な液体がその辺
にまき散らされてしまった。
シーツや毛布カバーに点々と赤い染みが付く。もちろん私の食事にも落ちているのだけど、気にせず
食べ続けていたら、見覚えのある顔がカーテンの隙間から見えた。
先程電話した友人が見舞いに来てくれたのだ。
騒ぎが落ち着くまでちょっと待ってもらい、食事も終わったので話をした。


 きれいなものみつけた

朝四時半に目が覚め、調子も良さそうだったので煙草を隠し持ち屋上へ行ってみた。
昨日、チューブの取り回しを工夫しある程度自由に歩けるようにしたのだ。
点滴のぶら下がったスタンドを引きずってまだ暗い廊下を通り、エレベーターに乗った。
屋上は誰もいなく、さわやかな風が吹いていた。外の風は久しぶり。
赤い太陽が昇って来て周りを照らし、遠くにビル街が見えた。
思わず軽い体操をしてみたら、身体の動きに合わせて点滴のチューブどもも揺れる。
少し続けていたらまた血が逆流しだしたようでチューブがルビー色に輝いてきた。
それを見ていたら不思議な美を見つけたような何かを思い出しそうな、そんな気がした。


だし

午後から友人が見舞いに来てくれた。
思ったより顔色が良いようだとの事。
その後また一人、また一人と見舞いが来て面会時間が終わるころには三名になり、彼らはそのまま
飲みに行ってしまった。
羨ましい・・・・

うれしい悲鳴

見舞いに本を持って来てもらうのが一番嬉しい。
毎日喜んで読んでいるのだけど、ちょっと苦しくなってきた。
面白いものばかりだから、じっくり読みたいし溜まるのはナニだし。
早く読み出したい本の表紙を眺めながら複雑な気分。
薬のせいか集中力が落ちてしまい、読むスピードが遅くなっている。
これも健康のバロメーターなのか。


 病院でのメールチェック

兄がパワーブックを持って来てくれたので、1階ロビーのグレー電話に接続してメールを
チェックしてみた。
モデムのケーブルを首に巻き、片手にパソコンを持ちもう片手には点滴のぶら下がったスタンドを握った姿はかなり不気味に違いない。
エレベーターで一緒になった人が視線をそらしていた。

慣れないせいか途中エラーが出てしまい、MLの連番から見ると幾つかは消えてしまったようだが結局700通程来ていた。
ついでに掲示板なども覗いてみたけれど浦島太郎状態だ。

一通り読んで返事するべきものにマークを付けていたら夜中の三時になってしまった。
あとは明日にしよう。
時間が無いという事は無いから。


これも療養のうち

天気も良いので新宿に行ってみた。
かなり暑くてビールが飲みたくなったけど、それは無理。
やっぱり渋谷と比べて道往く人々の服装がちょっと地味かな。
みんな暑いせいか不機嫌そうな顔をしてた。
デパートのエレベーターで足を踏んでくれたおババを呪って、あさりの釜飯を
食べ、地下でイカ四杯で400円と鮭の切り身四枚で500円を購入して帰った。
途中でドトールのカプチーノ・ラテも買った。
ミルクの乳脂肪が膵臓に悪いのだけど、どうしても飲みたかった。
帰宅してちょっとだけ飲んで、あとは十六茶にした。
やっぱり身体が弱ってるので疲れた。目も痛かった。
新手の花粉が飛んでいるのだろうか。



 捨てたい気分

昼間は暑かったけど、いい夕立が来て涼しくなった。
涼しくなると色々やる気も出て来るもので、部屋の模様替えなぞに取り組んでみたの
だけど途中から後悔した。
原因の半分は溜まった書籍類だ。
何せ重いのなんの。
雑誌を中心にかなりの量を捨てる事にして運んだら、すっかりくたびれてしまった。
あとの半分は電気製品。
昔流行ったミニコンポ。レコードプレイヤーはもういらないだろう。
家庭用ジェットバス。
ライト類や電話、ドライヤーも出て来た。
それから高圧エアー/ガス関係の器具類。
ダーツのセットにたくさんのハンガー。
古いトランクにアタッシュケース。
ペイントボール用品。
み~んな捨ててさっぱりした。
洋服もかなりゴミ袋に突っ込んだけど、もっと捨てたい。
来週また捨てまくろう。
今日はもう疲れたのだ。




雨に降られなかったのだ

昨日に引き続き、スッキリしたいという欲求が頭をもたげてきたのであった。
そこで床屋に行ってみた。
なんだか暑い午後、短パンにサンダルをつっかけぷらぷらと渋谷まで行った。
行きつけの安い床屋はかなり混んでいたが、椅子に座って普段読まないコミック雑誌
を広げていればいつかは順番が回ってくると素直な心持ちで待つことにした。
「外はカンカン照りだのう。サラリーマン諸君、暑いのにスーツ着て大変じゃのう。」
と大きな窓から駅前の様子を眺めて大あくびなどしていたら、突然激しい雨が降り出し
たので、逃げまどう歩行者ウォッチングを楽しんでいたら今度は雷が近づいて来たよう
で、かなり凄まじい状況になってきた。
(雹も降ったそうだ)
あまり長引かれると帰りが心配だなと思っていたのだけどビッグコミックが面白かった
のでついつい天気の事など忘れてしまい、順番が来てバリカンでGIカットのくりんくり
ん頭になって支払いを済ませてやっと思い出した。
しかしラッキーな事に雨はすっかり止んでおり、ずぶぬれのサラリーマンやOLが恨めし
そうな顔で空をあおいでいるのを横目で見ながら爽やかな気分で帰ることができた。
良かった♪こんな頭に酸性雨の直撃を受けたら少ない毛根が死んでしまう。
雨上がりの夕方は風が涼しく、あじさいがとっても綺麗でした。


インデペンデンス・デイだっけ?

アメリカの独立記念日だ。1776年だったから224回目になるのか。
映画「7月4日に生まれて」というのもあった。
トム・クルーズがなかなか良い演技を見せたいい作品と記憶している。
何年前に見たのかな?
200回目の時は大騒ぎで日本でも話題になったな。

今日は雨続きで午後からは激しい雷雨になり、爆発音のような雷鳴がうるさくて
しょうがなかった。
そのせいか、どうも頭が痛い。身体もだるいし鼻も・・・
風邪ひいたようだ。
内臓の薬をたくさん飲んでいるので、下手に風邪薬を服用するわけにはいかない。
かといって悪天候の中、病院まで行くのも面倒だ。
というわけでひたすら寝ることにした。
本当ならやらねばならぬ事がたくさん後回しになっている。
時間がもったいないのだけど、ある程度割り切ってしまわないといけない。
無理が効く身体ではないのだ。
ひとやすみ、ひとやすみ(アニメ版一休さんより)


うたをうたおう

ちょっとばたばたしていたら今日も終わりの時間になってしまった。
まだまだやる事が残っているのだけど、半分位は明日に持ち越しになりそう。
それとも終わるまでやるべきか?
とりあえず取り掛かってなりゆきに任せよう。

内臓の薬を服用しているせいか常に身体がだるいのだが、さらに風邪をひいた
らしく熱が出て鼻がつまってきた。
油分を摂取してないせいか身体が冷えるというか寒気がする。
困ったものだ。
この時期に冬掛け布団をかぶって寝ている奴は珍しいはず。
部屋に篭っていると、自分がちゃんと前のように声を発することが出来るのか
と不安になったりする。
In my life を歌ってみた。ビートルズのやつ。
何とか声は出るようだ。
今度は「桜坂」でも歌ってみよう。

薬を購入。5180円なり。
高いと思うか安いと思うか。
これで症状が止まっているのだから入院する事を考えれば安いんだろうな。

今日のメニュー

読みながら納豆食べました。
「親指ウォーズ」「親指タイタニック」の2本をレンタルしてきた。
メイキングの方が面白いような気もするけど、見てると楽しくなるから、
これでいーのだ。
明日は七夕か。
『たけ~にたんざく、たなばたまつり。ろうそくいっぽんちょ~だいな~』
日本版『トリック オア トリート!』。


とんぼ

またもや夕方から雨になった。台風が来たそうだ。
気温がぐっと下がって肌寒い。
換気のため部屋の窓を開けたら網戸に一匹の蜻蛉がしがみついていた。
頭がこちらを向いており「入れてくれ」とでも言いたげだ。
今年初めて見る蜻蛉は情けなさそうな顔をしていた。

子供の頃は毎年夏休みに田舎の親戚宅に逗留して従兄弟達と遊んだ。
まだかろうじて自然があったからどじょうやザリガニも採る事が出来たし
蜻蛉だってたくさんいた。
自転車で走っていて群れに飛び込んでしまうと全身蜻蛉まみれになった。
何十匹も集めたのが室内で逃げてしまい、翌年箪笥の裏なんかからミイラ
化した状態で出て来たこともあった。

小川は用水路になり、池は埋められ、田んぼには発電所が建ってとんぼは
「見かける」ものになった。
あんなにうじゃうじゃいることはもう無い。

とんぼ、入れてやろうか。


 ウガヤフキアエズ朝とか知ってるか?

「トンデモ本の世界」(と学会篇)を読み懐かしい思いにふけっていて「そうだネットで
検索してみよう」と思ったのが悪かった。
Lycosで「と学会」を検索したら出るわ出るわ24万件。
どうも「学会」で引っ掛かってしまったようでずら~りと学会名が並んだ。

「と学会」というのは『トンデモ本』を面白おかしく評論するライター達の仮の名前と
思っているのだが、関連したサイトにはついに行きつけなかった。
他のサーチエンジン使うとすぐ出て来る気もするけど。

実は子供の頃からトンデモ本が大好きな私にとって、あまり目新しい内容では無かった
し、もう5年も前の本ですが、読んでない方にはオススメします。


豚バラ豚バラ

一日中臥せっていたのでとってもつまらん。
未読本をひねくり回しては何かつまみ、茶を喫して居眠りこいてました。
日曜日なので窓の外もだらんとした空気が漂っていたような気がする。
いや、これは本当で車道を行き交う自動車やバイクの車種・交通量が平日とあきらかに
違うし運送屋も来ないから日祭日はカレンダーを見なくても気配でわかるのだ。
明日はパソコンラックが届く。でかいヤツ。
こないだTZONEで見て数分で購入してしまった。
そういえば椅子が無いな。どうしようか。
最近近所に三軒もリサイクルショップが出来たから覗いてみようか。
それとも頑張って新宿か渋谷まで出かけて探すかな。
どっちも10分かからないけど、あの雑踏を歩くのは現在の体調ではちと辛いのよ。
あんな近場に行くのにも気合い入れないといけないとは情けない・・・
行くと「珪花」の前通るしな~。くそ~。
太肉麺(ターローメン)なんていつになったら食えるのだろうか?
冷凍庫にサーロインが入っている。
これもしばらくは(ものすごくしばらくなのだろう)縁の無い食べ物だ。
これからはうどん・そばに凝ってみようかね。

そうそう、最近あまり夢を見ないのだよ。
そりゃ少しは見るけど以前のように長くて面白いのはまず見ない。
「夢話」のネタが・・・
もっとも以前見た夢で書き留めてあるものが幾つかあって、それを書けば良いのか
というとちょっとマズいかと自主規制してた部分もあり・・・
変な文章になってしまった(笑)。
つまり、それらはエッチだったり残酷だったりするシーンを含みどうも自分の恥部
をさらけだすような気がする夢なのだ。
それからコンプレックスなんかも如実に出てる気がする。
基本的に夢の話には手を加えたくないのでお蔵入りさせていたけど、この際まあい
いかという気分にもなって来た。
しかし。
家族には見せられないな。
友達減るかも。
う~ん。

明日、考えよう。


今週はちょっと変わりたい

パソコンラックが届いたので組み立てていたら結構時間を食ってしまった。
デカいし重い。
予定の場所に置いてパワーブックやプリンターを置き、電源ケーブルなどをいじって
とりあえず使えるようにしたら「仕事場」らしくなった。
ただ、椅子はまだなので本格的に稼動するのは明後日からかな。
立ったままタイピングするというのもヘミングウェイみたいみたいでオツかもしれな
いが、狭い部屋でやると馬鹿みたいだしヘモでも無いのでやめておく。
パソコン雑誌が溜まって邪魔だったので、必要になりそうな記事を切り抜いてあとは
捨ててしまった。
気持いい。

油断ちの食生活で魚ばかりというのも飽きたので、ささみとネギを買って来て親子丼
にしてみた。まあまあ。
明日は残ったささみをスパイスと一緒にホイルで包んで、ささみの香草焼きモドキで
も作ってみようか。
オイルが使えればもっとバリエーションあるんだけどなあ。
パスタとかもやりたいが、オイル抜きの旨い作り方はあるかな?
今週は大きなスーパーへ行って食材チェックをしてみよう。


今日も成果無し

パソコンラックに合う椅子を求めて新宿~笹塚をさすらった。
主に予算面で折り合いがつかず本日は断念。
そんなに贅沢な要求はしてないつもりなんだがなあ。
やはりひじ掛け付きは高いのか。

さすらう途中、紀伊國屋書店笹塚店で「本の雑誌」バックナンバーを購入したのだけど
レジで支払いをしている時、なぜか脇に積んである新刊に目が行った。
「新発作的座談会 超能力株式会社の未来」(椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒孝
二)なのだが何やら手書きのポップが立っていた。
『四人全員のサイン入り』
手に取ってみたら確かにサイン本である。
ふと大阪のSさんの事が頭に浮かび買いそうになったけれども、見なかった事にして向か
いの「家具の宝船」を覗いてみた。
店内は外気とえらい違いのひんやりとした空気が満ち、客は20代半ばのカップルのみ
であった。女性の方がやや年上でかつ収入も上!という感じがしたが、それは落ち着き
の無い男性がやけに頼り無く見えたからかもしれない。
美容師のオトコと年上OLの彼女が一緒に住む部屋に置く家具を選んでいるように見えた。
今日は火曜日だからオトコの勤め先は定休日、オンナは有休を使って午前中に区役所や東
京ガスなどで手続きを済ませてからオトコの部屋へ迎えに行き、近くの店でランチなどを
食べてから散歩がてらにここへ来たのだろうか?
展示品のソファーに腰を下ろし左手でクッションの具合を確かめながらゆっくりと店内に
視線を這わすオンナのどっしりとした態度と、ちょろちょろ歩き回っては常に彼女の方を
気にするオトコのコントラストが微笑ましくかつイジワルな想像を誘ってやまない。
丁度良い娯楽を楽しみ、あまり気持良くない風の吹く路上に戻った所で時間が気になった。
今日は腕時計をしていなかったのでその辺を見回したがどうも最近の商店は店内の見える
所に時計を置いて無いので駅まで行った。
改札の所で確認したらもう帰るべき時刻なのでそのまま切符を買い帰宅の途についた。
電車の中であの二人の将来を案じてみたかったのだが、すぐに最寄り駅に到着したので今
まで忘れていた。
ちょっと思いでと被る。


() あわてて書くとこんなんなっちゃうという見本

風邪のような症状で具合が悪くて昼寝してました。
そうしたら午後なん時だったか、ふっと目が覚めて「本の雑誌」が出てる気がした。
ぱっと起きて着替えて(夏はショートパンツにTシャツ&サンダルでいいから楽ちん
だね。)歩き出したらちょっと元気な感じがしたので渋谷まで行っちゃった。
そんでパソコンチェアーをぱっと買って持ち帰りで帰って来たのだ。
もちろん途中で「本の雑誌」も購入しましたよ。
帰ってすぐ椅子を組み立て喜んでいたのは言うまでも無い。
ところが、また具合が悪くなってきた。
頭痛、寒気、鼻水、背中の痛み・・・・いかんこれはと寝ました。
夕食と風呂は起きて済ませましたが「ここが変だよ日本人」を見てたら今回のはつま
らなくて、というか調子が悪いために見ていられなくて寝てしまった。
そして、12時過ぎにまた起き出してメールを見たり返事を出したりしてたら遅い時
間になってしまった。
明日は早起きして病院に行かねば。
と言いつつもう三時過ぎてしまった。いかんな。
「本の雑誌」まだ読んでないのにー。
課題図書なんてまだ数ページだけだ。
ああ、もうちょっと体調が良ければ時間を有効に使えるのに。無念。


1000字ジャスト

寝坊してしまったのである。
病院の受付けは午前中だけなのに、起きたのは11時56分。
しょうがないので「笑っていいとも」を見ました。
ボケボケで内容は憶えてない。
途中でシャワーを浴び、朝食を採って渋谷で椅子買って来ました。
そう、今日も椅子かかえて電車に乗って帰って来たのです。
旅行用のキャリアを持って行ったのだけど今日買ったのはひじ掛けの無いタイプ
だったせいか梱包も小さめで軽かったから、手に下げて来ました。
キャリアが邪魔だった。
明大前の駅を出たらとても暑くてむっとしてたのでドトールに入ってアイスコーヒー
で一服。
周りは教科書や時刻表を広げた学生ばかりで、勉強してるか旅行の相談しているのだ
けど、気の効いたやつならこんな所にはいない筈だからどんくさい連中なのだろう。
そういえば時刻表を見たいなと思ったけど、ネットで検索すればいいやと思い直した。
最近は何でもネットで調べているような気がする。
便利だけど上っ面しかわからない事もあるので注意しなくては。
遠回りしてファミリーマートで十六茶を買い、帰宅して着替えてから気がついた。
粗大ゴミのシールを買うのだった。
しょうがないのでひとシャワー浴びて着替え、シールを求めてタバコ屋までぷらぷら
歩いて行ったらタバコ屋のオヤジは買い物途中の主婦らしきババと立ち話に夢中の様
子だった。
こちらも急いでいる訳でもないので向かいの本屋に入ってクーラーの風に当たりつつ
つらつら棚を眺めていたら、わかぎえふの「それは言わない約束でしょ?」が目に入
り購入。
課題図書も進んでないのになー。
店内からお向かいをうかがった所、オヤジも話終わって奥に引っ込んだようだったの
でシールを買ってやり、またぷらぷらと家路を辿った。
椅子の組み立ては順調に終わり、喜ぶ家人の感謝の声を背に梱包を片付けていたら、
メインシャフトのトリプルスライド式センサティックカバーが出て来た。
まるで宇宙船の部品のような名称だが無くてもかまわないだろう。
もうシャフトは圧入されてしまっているのでどっちみち取り付けできない。
カバーは梱包材に紛れさせて捨てる事にしよう。
それにしても気温が高いようで、冷えた十六茶と氷をグラスに入れて飲んでいたら
みるみる薄くなる。
あわててガブ飲みする羽目になり胃に大変よろしくない。
「濃い十六茶」というものがあったらいいのになと思う夏の夕暮れ。
全然美しくない。


思い出すとこれだけの日

不規則な睡眠のとり方は身体の調子を悪くするらしい。
そして睡眠不足はどうもハイになりやすく碌なことが無い。
さて今日はフランスの革命記念日であった。
昔は「巴里祭」とか言って日本でもかぶれた方々を先頭に何かやってたような気もするが
最近は聞かない。せいぜいテレビのアナウンサーが「本日はしちがつじゅうよっか。ぱり
さいですね~。」と言うくらい。
そういえば今頃のパリというのはどんな気候なんだろうか?
日本ほど湿気は無さそうだけど、何となく温暖なイメージがあるから夏はかなり暑いのか
な。バカンスなんてのもあるし。
いやバカンスは南に行くものなのか?はて?意外に知らないものだ。
避暑に涼しい所へ行くパリっ子・・・
地中海で水と戯れるパリっ子・・・こっちかな?

薬を買うのと診察を受けるために中野の病院まで暑い中行って来た。
結構検査の間が空いてしまい時間がかかったけれど、この間入院してた所なので、何人か
の知り合いと会って病気談議を出来たので退屈はしなかった。
入院が長い知人は「みんないなくなって寂しいけど入れ替わりだからね」とつぶやいてい
た。ちょっとサイクルが早いが呑み屋の常連みたいなものだ。
偶然同じ時に入院し毎日顔を合わせていれば急速に親しくもなるし、退院してしまえば
二度と会う事も無い。
呑み屋と違うのは別れ際に再開を祈らない所だろうか。
「また、ここでお会いしましょう」とは、言わないな。

近所のスーパーは魚類の品揃えが悪い。
最近、以前より魚を食べるようになり自分で買いに行くことも多いので実感したのだが、
郊外の大型スーパーなどに比べるといかにも貧弱でどうしようもない。
そこで今日は、駅の向こうにある少し大きなスーパーへ行ってみたら近所の店よりはかな
りましなので思わず目移りがしてしまった。
鮭の切り身三切れのパックが二つで580円、刺身をとった後の切り落としらしき部分は
1パック100円だった。これは昼食用に丁度良さそうだ。
刺身も安売りしていたので活け締の鯛と生のヤリイカを選んでカゴに入れ、すっかり主婦
気分で帰宅。
早々と夕食を済ませてしまい暇なので、じっくり時間をかけて入浴してたら眠くなってき
た。このまま眠るかなと思ったのに部屋の片付けなどしてしまい眠気が飛んでしまった。
さて、文字制限もあることだしこの辺でやめて読書でもしよう。
病院の売店で佐藤大輔の新刊を買ってしまったのだ。


 色々あるということ

兄は☆にとって尊敬に値する人格者だ。(実は精神異常だが)
ただしたま~にハズした発言をするので聞き逃せない。

兄「今日も油抜きのメニューか。肉とか食いたいだろ?」
☆「油分採ると膵臓が活発になって痛むからね。しょうがないよ」
兄「それじゃーあれだな。毎日ちょっとずつ増やして鍛えるしかないな。」
☆「どこを?」
兄「膵臓を鍛えて油に強くするんだよ。何でもトレーニングしだいだ。」

兄はハードボイルドが好きで、身体を鍛えるのが趣味。拳法の黒帯でもある。
毎日の筋トレはもちろん欠かさない。
「鍛練は美徳」という言葉がぴったりきそうなタイプだ。
が、油分増やすのは膵臓にとって鍛えるというよりも酒乱に酒飲ますようなもんだと
思うが。
人格者の兄のことだから☆名義の生命保険などはかけてないと信じたい。

今日は新宿で「黒ごまプリン」を食べてしまった。
ハーフサイズにしたのがせめてもの自粛。
自分がこんなに誘惑に弱いとは・・・
例の激痛を思い出し、恐くて眠れないような気がする。
でも旨かったな、あれ。

その後電車に乗っての帰宅時、ちょっと離れた所にアメリカンらしき白人にいちゃん
のグループがいた。もちろん騒々しい。
そのうち一人は立って日本の漫画コミックを読んでいたが、よほどマンガに入ってい
たのか油断したのか電車が減速した途端にずってんころりんと派手にこけた上さらに
転がってしまい、足をひねったらしく床にへたり込んで大げさに痛がっていた。
連れは大喜びで笑っているだけ。
転ぶ際にぶつかったりして大迷惑をかけながら、周囲に一言も無いそのにーちゃんの
自己中な態度には指差して笑うくらいの仕打ちで答えてやりたかったが争いの嫌い
な☆は静かに冷たい視線を浴びせるだけに留めておいた。

新宿駅の改札そばで人と待ち合わせがあり立っていたら、ガタイのいい高校生位の男
を警官が後から小突きつつ構内から出て来た。
痴漢かひったくりか何かだろうかとちょっとだけ注目したのだが、不審な点がひとつ。
その警官は男のものらしき自転車を押しているのだ。
折り畳みなどでは無く、普通サイズの自転車を新宿駅の構内でどうしていたのだろうか?
それともどこかから自転車と共に電車に乗り込んでやって来たのか?
車内で迷惑だったので降ろされたのだろうか?
家出?そういえば結構でかいリュックをしょってはいる。
町中なら違和感の無いふたりは、そのまま横を通り過ぎ交番内に消えた。


おぼろ月夜

今夜は月食。
欠ける所は見逃したが外に出て空を見回したら、暗いオレンジの月があった。
日が変わったころにまた見てみよう。

最近二時間寝ると目が覚めてしまい、細切れの睡眠になっている。
不便は感じないが、これではいけないだろう。
どうしたもんか。
昼型でも夜型でも無い状態は中途半端な気がする。
明日から、いや今夜から調整しなくては。
というわけでこの日記は11時台に書いてます。
最近にしては早い。
果たして早く眠れるのだろうか?そして朝まで睡眠を保てるのだろうか?
毎日ひたすら眠かった時期を思い出し、どちらが幸福なのだろうかと考えた。

 休み

休むことにして出かけました。
水曜日に戻る予定。


 ぴちぴちちゃぷちゃぷ

数年振りで泳いだ。
潜水してみたのだけど、足だけ水面でバタバタしていたらしい・・・恥。
今年はプールに通って泳ぐ習慣をつけよう。
夜は久しぶりに大きくて熱い風呂に浸かった。


 傘がない

よくもまあ毎日晴れるもんだと思っていたら激しい夕立にあった。
油断して傘を持っていなかったので、タクシーを使ってしまい悔しい。
読書はまったく進んでいない。
ハイソフトは旨いなあ。

ぐーすか。

寝てようび~。


ガムランラリランララララン

昨日の夜から今日の昼まで書き物をして夕方からお出かけ。
浅草でマルガ・サリによるガムランの演奏を聞いた。
舞踊がよく見えなかったのはちょっと残念だが、特に後半の日本向けっぽく
されたものが気に入った。
関西の楽団らしく・・と言っていいのかわからないが、楽しいライブだった。
その後はもちろん一杯なのだが、酒が飲めないのでウーロンをなめて食事。
周囲に気を遣わせたようで反省。


更新モードは途中で挫折

読書帳とリンクを更新。
写真集もやりたいけど、画像の加工が面倒で出来なかった。
トップページを豪華にしたい気もするけど、とにかく軽くしたいので却下。
それにしてもトップの画像が評判悪い・・・・何故なんだ?
BBSのタイトルもいかんかなあ・・・
こうなったら、脱ぐか・・・


ビューティフル・サンデー

天気だけは良い日曜日だった。
こんな日は海かプールにいるべきなんだが、そうもいかん。
一日中机に向かってました。
夕方、ちょっと買い物に出て駅前をちょろちょろ。
いけないとは思いながらも本を八冊も買ってしまった。
あとは卵、M玉だけど10個で48円。
牛乳が1L128円。
生鮭の切り落としがドサっと入って150円。
(さっそく煮て食べました)
ホッケの開き二枚で298円から50円引きだから248円。
(明日の昼だな。)
だんご三本で80円。
(今食おうかどうしようか悩んでいる。)
カフェラテ3つで130円。
伊藤園のウーロン茶2Lが148円。
(これ、苦みが強くてナニなんだけど安さに負けた。)
明日は月曜日。これから忙しくなる予定なのだ。

手動でセンタリングするのはめんどくさいので、これでやめよう。



爆弾マークを見飽きた夜

いつものようにパワーキーを押し、メールチェックをしようとしたら爆弾が。
何度も再起動したが変化無いので、機能拡張をいじったりPRAMクリアしたがダメ。
色々やってるうちに夜が明けてきた。


傘は嫌い。

昨日は結局マックが直らなかった。
色々な不都合を覚悟してシステムの再インストール。
何とかうまくいったが疲れた。
今日は雨の中、スーツを着込んで青山へ出かけた。
晴れていたら表参道をぶらぶらするのだけど、傘が邪魔くさいので素直に
帰る。
途中、図書館で中島らも、群ようこ、中場利一、椎名誠などの著作を借り
た。ついでにCDも。
ZZ TOPやエアロスミスなどロック系が目立つ品ぞろえだったが、やはり
職員の趣味なんだろな。いい事だ。

借りたのは「谷村新司・ベスト」。


先日はヒクソンも見た。

近所にグレーシー柔術の道場があり、ホイスとかも顔を出しているのが見られる。
結構きれいなビルの1・5Fでガラス張りなので中が丸見えなのだけど、今日は
金髪・太めのレスラーっぽい女性が外国人男性と闘っているのが見物できた。
お茶と椅子が欲しいと思ったがしかし向こうからも丸見えなのでゆっくりと通過す
るにとどめておいた。

鳥ささみをホイルで包み焼きにしたがあまり旨くない。
やっぱりソースを何とか工夫しなくては。
油抜き料理の鉄人を目指そう。




調べものがいくつかあり、国会図書館へ行ってみた。
今まで入ったことが無いのも何だか不思議だけど、他で用が足りていたからな。
いくつかの雑誌について、いつからいつまで発行されていたのかを調べるのは
たくさん置いてある目録をめくるだけなので簡単。
内容もコンピュータで少しは検索できるのだけど、こいつは使い難い。
マックにしろよ。
中は新館と本館に別れている。
かなり贅沢な空間の使い方をしているせいもあり、うざったいお役所的手続き
を我慢して目当ての本を出してもらいさえすればとても快適な調査・読書時間
が楽しめるようなのだけどあまり時間が無かったので残念だった。
食堂や喫茶店もあり、本好きなら一日いても楽しいに違いない。

持ち込み物品には厳しい規制がありバッグやコートはロッカーに預けなければ
いけないしカメラやレコーダーなどの持ち込みは禁止されている。
入/退館チェックもきちんとしていて、資料の盗難防止には気を遣っている様
子がうかがえたが、デジカメをカーペンターパンツのヒップポケットに突っ込
んで入館し、トイレで資料のページを撮影するのは簡単なことではあった。

帰途、新宿で乗り換える際脳裏に「珪花の太肉麺」が浮かび狂おしいほど誘惑
に惑わされそうになったが、早足で京王線の改札を通り抜け事無きを得た。
危ないところだった。


 歩行者天国は3時から

銀座三越前で待ち合わせ。
相手が遅れて暇だったのでライオン像を撮影しようとしたら、像の周囲にいた人々が
さっとよけてくれた。
そんな状況でライオンの鼻の穴を接写するというのはちょっと恥ずかしい。
いや正直に告白するなら「恥ずかしいのだろうな」と思いながら無神経に撮影したと
いうべきだろう。
色々な経験をしてスレてしまった私の羞恥心はやや歪んでいるのかもしれない。
憂うべきことだ。

どうせならもっと恥知らずになって楽しく人生を送りたいという気もたまにする。
ごくたまに。
でも現在の自分を多少は好きなのでやめておこう。
聖と俗なら俗寄りだけど。貧であっても卑じゃないぞ。

銀座三越前のライオン像によりかかって斜め上を見たら「サッポロ銀座ライオンビヤ
ホール」の看板が目に入った。
ふん。


34度の渋谷にサンタクロース

日曜日の渋谷、しかも炎天下というバッド・シチュエイション。
駅から代々木公園に向けて歩いたが途中で暑さに負けた。
タワーレコードで洋雑誌を立ち読みしかかったが連れがいたのでアイス屋に入った。
イチゴフラッペなんぞをサクッとやると途端に涼しくなるのだら不思議なもんだ。
本当はチョコレート・パフェが良かったのだけど、先の楽しみにしておこう。
連れは抹茶クリーム・フラッペと何か冷たいドリンクの2品を吸い込むように摂取し
「これだけ水分を摂ってもトイレに行きたくならないのは、よほど身体が乾いていたのだ」
と言っていた。
団地妻とかが「身体が乾いてるの」とか言ったらちょっとエロティックなのだろうけ
れど、そんな気配は見当たらないので「んがー」とでも返事をしたようだ。
NHKの前に出たらやや生温いが気持ちの良い風が吹いてきた。
夏の日射しを浴びながら腰を下ろし、こんな風に吹かれながら飲むビールは旨いよな。
周囲にそんな奴がいたら祝福を込めたガンでも飛ばしてやろうと見回した。
一種のお祭りをやっているので、その辺には露店が並んでいる・・・が何故か旨そうに
ビールを飲んでいる奴は見当たらない。
もう夕暮れ近いとさえ言える時間なのになー。
意外とみんな真面目なのね。

数十カ国の人が集った祭なので、結構見応えがあり面白いものも見られた。
この暑いのに北方の民族衣装を着込んだ外国人がたくさんいて、男性は皆真っ赤な顔で
ひーはー言っているというのに女性は何故か涼し気に笑っていたのが不思議だ。
あいつらはきっと呑んでいたのに違いない。
その後、パレードを見てから帰った。


 晴れ晴れ晴れ♪

月末で月曜日だから少し忙しかった。
二千円札はまだ見かけない。
近所の郵便局は窓口にいつもきれいな女性がいる。
確立で行くとほぼ100パーセント。
所長の趣味なのだろうか。ならばこれからも頑張ってくれ。

最近生活が変なサイクルになってしまった。
朝6時には起きる。そして10時から12時まで昼寝。
夕方4時~6時か5時~7時にまた昼寝。
で、朝4時~6時まで寝るのだ。
寝る時は部屋を真っ暗にして熟睡しているのだけど、何時に寝ても2時間で目が醒める。
酒を呑んでいた時には考えられない寝方だなあ。
お茶の飲み過ぎだろうか?


 明日は精密検査。本持っていかなくちゃ。

図書館に「岸和田少年愚連隊・外伝」「中島らものつくづく明るい悩み相談室」
「午前零時の玄米パン」「怒涛の編集後記」「総務部総務課ワンダーランド」を返却。
あ、「谷村新司/ザ・ベスト」も。
かなり読書ペースが上がっているのは最近の生活パターンのせいだろうか。
これ以外にも「本の雑誌」バックナンバーを6冊と他の雑誌数冊を読んでいるのだ。

今日は「突破者の母~グレートマザー」を表紙で選んで(西原理恵子だった)あとは
順当に大槻ケンヂの「ステーシー」「グミ・チョコレート・パイン/チョコ編」、
椎名誠の「むは力」、目黒孝二の「活字学級」にしておいた。保って三日だな。

CDは「エリック・クラプトン・ストーリー」。
有名な曲がみんな入っている。
こんなのが昔あったらなあ。ギターに燃えていたころ、一曲のためにLPを購入しては
コピーしてたのを思い出すよ。
でも、それで有名じゃないけど好きな曲が出来たもんだよ。
弾いても誰も感心してくれなかったけどな。
そのうちベースをやるようになってからはもっと寂しかった。
ひとりで弾いてもつまらんのだから、誰かに聞かせるなんてあり得ない。
しょうがないからフージョン系のベースがバリバリに効いた曲とかコピーしてた。
バンドはそんなんと全然違う音楽やってたのにね。


スキャナーが欲しくなった。

今日は午後寝れないので、午前中に4時間寝ておいた。
CTスキャンの料金は一体幾ら位なのだろうか?とびびりつつシャワーを浴びて中野へGO!
明大前から京王線の特急で新宿までひと駅、新宿からJR中央線の快速で中野までもひと駅。
つまり中野までふた駅しか無いのですぐ着いた。
相変わらずマニアック&若干マイナーな中野の街を通過して病院に到着したのは検査時刻の
30分前。
この病院は外来が午前に集中し、午後は手術が多いのでロビーはガランとしている。
いつものように心配そうな顔でじっと黙り込む女性がちらほら。
小児科の緊急外来だな。
顔見知りの入院患者に会ったので挨拶。
彼の場合、足が生えてくることは無いだろうから内臓が良くなったら退院らしい。
もう9ヶ月いるそうだ。

かなり待たされてやっと呼ばれ、ロッカールームでラブホテルに置いてあるのと同型の上っ張
りに着替えて放射線科に入った。相変わらず老人患者ばかりじゃ。
造影剤を静脈に注入されると身体が熱くなる。寒い時期にはいいかもしれないなと思った。
酸素マスクを付け、スキャニングされる間は意外と忙しい。
機械音声で息を吸え、止めろ、楽にしろとうるさいのだ。
「楽にする」とは息を吐いていいという意味なのか聞いてなかったが、老人ならそんなに息も
続かないだろうからこの辺で吐いてもいいだろうと勝手に考え、好きにした。
生真面目な老人ならそのまま息を引き取るケースもあり得るな。
あ、そのための酸素マスクか。

支払いでウルトラスーパーライトになった財布をポケットに戻し、とぼとぼと家路についたの
はその一時間以上後の事だった。
今夜は神宮外苑の花火だ。新宿でかわいい浴衣姿の女性を何人も見かけた。
かわいくない浴衣姿のヤローも見たかもしれないが、すでに記憶から消去してしまったのでも
う憶えていない。
浴衣と帯と雪駄はどこだったっけ?
(間)
あったあった。
今年流行のパイソン(ニシキヘビ)柄の鼻緒が粋な雪駄も無事だった。
さて、また仕舞うとしようか。


今日はシャワー4回

今日も中野の病院へ。
検査結果を聞きに行ったのだけど、ちょっとは不安があった。
また入院とか手術とか言われる可能性は低いと思ってはいたが、素人の思い込みなんて
根拠無いからね。
ところで本日はとびきり不快指数の高い日のようだった。
普段ならどんなに暑くても電車のホームで汗を拭いている人というのはそれほど見かけ
ないものだが、今日はざっと見て半数以上がハンカチで顔を拭いていた。
女性はお化粧があるから大変なんだろうなと心配してしまったが、彼女達には様々な魔
法があるからなんとかなってしまうのだろう。
顔に何かを塗って炎天下で過ごすというのは、慣れないとかなり気持ち悪いのではない
だろうか。目の周りとか、想像しただけでかゆくなってくる。
まあ人間の想像なんてのもいい加減なもので、例えば私の友人(女性)はヒゲを生やし
た男性を見るとかゆそうに思ってザワザワするそうだ。
あれは別にかゆいものでは無いと説明してもダメである。
そういった感覚は人それぞれ全然違うものだから。

中野ブロードウェイのまんだらけ各店鋪を冷やかし、100円ショップ・ダイソーで買
い物して帰った。


ちょっと暇があるとろくなことを考えないということ

隔月刊「Web&Publishing 編集会議8月号」を読んだ。
WEBを扱う雑誌が本文縦組というのはどうなんだろう。
情報などは囲みで横組にしてあるが、作る方も大変なのではないかと思う。
もっとも、PC関係などで横組のものはさらに過剰な英字の多用で読み難くなっている
ことがあるから、これでいいのかな。
それにしても、年寄りが無理してやってるという感じがしないでもない。

最近、手書きでものを書くことはほとんど無いしましてや縦書きで書く機会は皆無に
等しい。
昔、新聞の原稿書きに使用していた専用用紙があったので書いてみたらひどいことに
なってしまった。
右から左に書くということに違和感があって字が揃わない。
本を読んだり校正してる時は意識していないのに何故だろうか。
これでは詩なんか作れないではないか。作らないけど。
詩人は今でも手書きであろうか。

活字を見ると読んでしまうという癖があるため、書棚を見ると目が離せなくなる。
洋書店に行くと、出てくる時には頭が右に傾いでしまう。
電車では車内吊りを見上げてマヌケな顔をしているに違いない。
路上では看板やPOP、車に書いてある社名などを無意識のうちに読んでいるのだが
夏は文字をプリントしたTシャツをじっと見てしまう。
その内容と顔とか体格などとのギャップに笑ってしまったり、よくこんな事書いて
あるものを着ていられるものだと感心したりと忙しい。
純粋にロゴデザインや色調で選んだのはわかるのだけど、それにしてもなあ。
今年はロックT(ライブ会場などで売られてるようなやつ)が流行っていて、あれ
はまあ安心して見られるので少しは気にならないかな。
それにしても日本語プリントTシャツを着ている人のブス/ブオトコ率が高い気が
するのは何故だろうか。

ちょっと思い当たった。けど書かないでおこう。
あ、一日が終わってしまった。

 花火ってきれいなことばだ

久しぶりにちゃんと花火を見ようと思った。
そう、花火というのも「見る場所」を想定して打ち上げているのだから、そこへ行き
始まる前から準備万端整えてじっくり鑑賞するという行為をしたくなったのだ。
子供の頃はそうやっていた記憶がある。
函館港で打ち上げるそれを岸壁で見ていたのだ。
うちは商売をしていたから、親戚のおばちゃんや近所の人に連れて行って貰っていた。
親と一緒に見た記憶は無い。

今日は一日全てを使ってもいいように用事や買い物は済ませてあった。
本当は浴衣を着ようと思って引っ張り出しておいたのだけど、何だか嬉しがって前日
などに着て歩いていたら慣れない雪駄の鼻緒が足に食い込んでミミズ腫れになってし
まったため断念した。
錦蛇革の鼻緒が気に入って買ったものだが、それが仇になった格好だ。

ついつい浮かれて早めに出たせいで炎天下うろうろする羽目になってしまったので、
待ち合わせ場所の近くにあった書店で涼をとり、ついでに物色したが探していたブツ
は見つからず(西原理恵子のシールブック)、新たな出会いも無かったのであても無
く外へ出て裏通りを覗いたら古書店があった。
こりゃありがたやとそこへ入る前に外にある格安物をざっと見たら、近所の店とは品
揃えが全く違うので新鮮に感じて思わず4冊つかんでしまった。
これから花火見物だというのに、荷物が増えるとも思ったがしょうがない。
店内でさらに2冊、これは買ってみようというのがありそれも合わせて購入。
いや正直言うなら、あと5~6冊は欲しかった。
ただ理性が反対しただけだ。

本を買うと途端に読みたくなり、近くの店で空席を見つけて一服しながら読書を開始。
まったく何しに出かけて来たんだか。

友人達と落ち合って取ってある場所まで行き、夏のひとときを堪能して満足満足。
久しぶりに早寝した。


池袋のいけふくろうを忘れてしまった

未読本が溜ってきたので、しばらく古書店通いを自粛することにした。
今月は多和田葉子の講演がある。それまでに数冊読んでおきたい。
また並行読みの毎日だ。
池袋には用事があまり無いので、それほど親しい街という訳では無いのだけど
たまに行くとどんどん渋谷化しているのに驚く。
都内の繁華街というのはかなり個性があって、山の手線から降りた時の街の表情というの
も訪ねる楽しみのひとつであったのはもう過去の事だ。
昔話をしてもしょうがない。

きれいで雰囲気のいい池袋というのは、なかなか想像しにくいと思うがそうなのだ。
昼間は特にそうなのだ。
そうなのだったらそうなのだ。

だだっ広いデパートの中を連れまわされ、荷物を抱えてとぼとぼと歩いた。
天井が低いデパートの中を歩き回るのはどうも苦手だ。
ショッピング・モールのような造りの方が疲れないと思う。
地下の生ジュース売り場もお日さまが当たる所にあればもっと旨そうなのにな。
天気の良い日は表参道や銀座をぶらぶらしたい。
デジカメは持っていたが、一枚も撮れなかったのも不満。


 黙って画面を見つめて

届けものがあって出かけた帰りに新宿で降りてちょっとぶらついた。
買う気も無いのにパソコン屋に入って新製品をいじってみたり、いかにも大切なことが
書いてありそうなパンフレットを貰ったり。
CDショップを覗いてみたら、カルメン・マキ&OZのベストが1800円で売っていた。
今度、図書館で頼もう。
珪花のそばを通った。今日は空腹じゃないから次回だな。
ちょっと具合が良くなると妙に余裕をカマしてしまう。
また食えなくなるかもしれないのに。
南口にはいつも道端で拾った雑誌を並べて売っている人がいる。
こんなに暑いのに長袖の服を着て日なたにじっと座って客を待っているというのはどう
なんだろう。
もう慣れてしまっているんだろうな。
そういえばそうだった。
慣れるんだ。
そう心配している自分も長袖のシャツを着ているじゃないか。
薄着の人が見ると気持ち悪いのかもしれない。
だって寒いんだ。
うちのパソコンは持ち主よりも暑がりだ。
冗談のようだが、うちわであおいでやる事がある。
暑くなると処理が遅くなったり、ひどい時は文字化けするのだ。
わかりやすいやつだ。
でも、お前のためにエアコンのスイッチは入れないよ。

なんだか独り言のようになってきた。
いや、これも独り言か。


八月八日

八並びの日だ。八八というと旧海軍の「八八艦隊計画」を思い出す向きも多いだろう。
広い太平洋をカバーし(信託統治領なんてのもありましたし)列国の脅威に対抗するために
(そんなもんに対抗せんで商売に励めと言いたいが、軍備が無いと有利な商売もできないと
いう事情もあったそうな。)戦艦8隻、巡洋戦艦8隻を揃えて聯合艦隊の基幹と為そうとい
う構想は遂げられることこそ無かったけれど印象深く記憶されている。
(いないか?)
で、その旧海軍の提督で山本五十六っちゅーのがいたのだけどアノお名前はなんだろう?
五十六で「いそろく」。宿録じゃないよ。
神農がらみか何かで縁起の良い数字なのか?五臓六腑とは関係無さそうだ。
まさか「山本ウンチャラさんの第56子」?
伊丹十三じゃあるまいしなあ。
直木三十五の由来なら知っているけど、これはペンネームだから論外。
「五十」には数が多いという意味あいもあるそうで、これは八百みたいなもんか。
八百万の神々、うそ八百、お江戸八百八町、八百屋・・・
しかし五十の付いた単語って?
五十鈴、五十瀬、こんなもんかな。
新聞によく出てくる(自慢広告が多いね。『弊社は今回~を取得致しました』ってやつ。)
ISOは関係あるんだろうか?ISO9001とかISO9003とか。
う~ん謎だ。


やく

久しぶりに馴染みの呑み屋へ顔を出してみた。
早い時間だったのでがらんとした店内に足を踏み入れると、奥さんがカウンターに座って
いたので「おや」と視線を移すと大将の横に息子が立っているので合点がついた。
店も狭いがカウンターの中はもっと狭いので奥さん(お母さんと呼ぶ)がはみ出して常連
の隣に座ってビールを飲みつつ父子の姿を眺めていたのだね。
内心「ケッ」と思いながらも懐かしいカウンターの指定席に座るとビールが出てきた。
注文なんぞしなくても全て店が気配りして飲食物を出すのが馴染み客の楽なとこなんだが
ちょっと事情が変わったので、一応現状を説明しておいた。
これで少しは気をつけてくれるのだ。

空いた店内でお母さんが他の馴染み客の近況について問わず語りに話してくれたのだが、
その中で気をひいたのが常連Oちゃんと同じく常連Iちゃんの結婚話。
この春入籍したそうだけど、全然そんな感じでは無かったというか結び付かない。
ちょっとした驚き。
ここで知り合って結婚したふたりは七組目だそうで、私もそのうち六組は知ってるし、
ひと組は私の友だちだ。
小さな呑み屋に集ううちに仲良くなり、他へ飲みに行ったりラーメン食べたり。
そのうち休日に会ったりしてるうちにそうなってそうなる。
ネット恋愛なんていうのも新しいテクノロジーを駆使して出会い、つき合っていてもあん
まり変わらないか、と思う今日この頃。

せこせこと
細かい直しなどが数多くあったので、他に何もできなかった。
こんな日もあるさ。
なぜか突然「宇宙戦艦ヤマト」が気になりビデオを借りてきた。
ついでに「わが青春のアルカディア」と「コックピット」も。
「コックピット」は松本零士が『戦場まんがシリーズ』として昔から描いていたものの
中からいくつかの短編をセレクトしてアニメ化したもので、極端に言うならば暗く、救
いようの無い話ばかり。ただ、人間の情念や意地の表現という意味では有名な作品に勝
るだろう。
私は大好きだ。
今度、戦場まんがシリーズを再読してみようと思った。


2000/08/11 (ハゲる話

今日は何故か新500円硬貨を釣り銭でよく貰った。
従来のと比べるとやや黄色がかった銀色で、プラスティックにメッキしたもののようだ。
そして重量も軽いのでニセ硬貨かと勘違いしてしまいそうになる。
モデルガンでプラスティックにシルバーのメッキがかけてあるものは、メッキをはがす
と黒じゃなくて白い成型材で作られているのがわかる。
黒いものよりもメッキのノリが良いと聞いたことがあるが、ハゲた時に目立たないよう
にということもあるのかな。
最近の電気製品はマットなシルバーや、チタン風、メタルグレーなんかが多い。
よく見ると金属部分と同じ色にメッキされたプラ部分があちこちにあり、使い込むとそ
こがハゲて地の色が見えてくる。
金属だと思っていたスイッチ部などが実はプラスティックだと、結構不思議な気がする
というか驚くことがあるぞ。
これ、人間にも当てはまるかもしれない。
メッキがはがれる位なら、地で勝負したいものだ。

あ、ハゲハゲ書いてしまった。意識し過ぎだろうか・・・


 どんどんどん

どんどんどんどん読んでいる。
「砂をつかんで立ち上がれ」「アマニタ・パンセリナ」(共に中島らも)を並行読みし、
(ショートエッセイとロングエッセイでしかも同じ著者というのもどうかと思うが)
「エッセイSR311」(大槻ケンヂ)を軽く読み飛ばして「宮崎駿の雑想ノート・雑補改定版」に
取り掛かったらこれが最高に面白く、くすぐられるものがあったせいかネットで関連したものを検索
してついでにまたメーリング・リストに入ってしまい、さらに最近疎遠な友人のサイトを発見したも
んだから掲示板に書き込んだりしてたら図書館から電話が来た。
取り寄せ依頼しておいた中島利一の本が届いたというのでこれはうれしやと雨もかえりみずいそいそ
と出かけて行ってついでに「ザ・ビートルズ アンソロジー」と「川の流れのように/美空ひばり」の
CDも借りて重いトートバッグを肩にかけ手には十六茶のペットボトルを下げて帰宅。
そうしたら「シュリ」を見たいとのたまわれああ小道具がダサイなあとかなんとか思いつつしっかり最
後までつき合って気分直しにまた読書に没入することと相成った。
「えんちゃん」「ドン!」「どつきどつかれ」「野山課長の空白」「一生遊んで暮らしたい」の5冊と
雑誌が数冊あるので明日の朝までは保つだろうなあなどと考える今日この頃。
読めない時もあるのだから読める時にどんどんどどんがどんと読んでおこう。
「ドン!」は書名からしてどんどん読みには向いていそうだ。


撞球はどう?

失敗した。
病院に行く日だったのに・・・・
あ~あ。
そこで浴衣が目についた。
一度洗って(どこかに出すのかな?)仕舞うらしいので、その前に一回くらいは着て
歩こうかいなと思ったが今日はお祭りでも花火大会でもないぞ。
いやそんな理由が無いと着れないというものでもないだろう、こんなもん。
という訳でシャワーを浴びてさっぱりしたところで浴衣を着込んでみた。
こないだ作った帽子を被り、たもとに財布と煙草、手ぬぐい、携帯吸い殻入れ、ライ
ター、鍵、電話を入れたら袖がどよよんとなってしまった。
電話は帯に挟んでおくか。
錦蛇の鼻緒が粋な雪駄を履いて新宿へ。
サングラス忘れたけどまあいいか~。
雪駄をペタペタいわしながら歩くと、今流行のミュールを履いた女性の気持ちがちょ
っとだけわかった。
痛い。
足が痛いのだ。
あっという間に皮がむけてしまった。
今日は盆開けの平日、誰も浴衣なんぞ着ていないようだ。
で、新宿のオカダヤに行き6Fでウェスト用ゴム「黒」強力4コール・30メートル
を購入。取引先の指定品なのだよ。
それから痛む足を引き摺って伊勢丹の斜め向かい側にある「追分だんご」でアイスコ
ーヒーと草だんごを喫し、涼んだ所で禁煙の店内から外のベンチへ移動して中野のP
氏にお誘いのラブコール。
夏も終わりそうな日の夕暮れも近い。ビリヤードでもしましょうや。
その後ビールなんてのもいいですね。

帰ってさっと浴衣を脱ぎ、顔を洗って着替えてまた新宿へ。
西口の高速バス乗り場の前にヨドバシカメラがあり、そこの3Fはパソコン関連書籍
とマッキントッシュの売り場になっている。
そこで新製品のディスプレイやら何やらを冷やかしていたらP氏が来た。
待ち合わせ場所は書籍コーナーだったのだが、そちらに居なかったので捜しに来たら
しい。最初からこちらを指定しておくべきだったか?
初めてG4キューブを触ることが出来たので、いじったり横に倒したりして遊んでか
らビリヤード場へ向かった。
あまりにも久しぶりでルールも打ち方も忘れていたせいか、ゲームはP氏の圧勝に終
わった。やはり陰練しておくべきだったか。
勝って晴々した表情の氏ともうひとりと近くの店に入りモルツの生を少しだけ飲んだ。
久しぶりのビヤジョッキにちょっとだけ感動。
少し酔ってしまった。

 ずれているのだろうか?

友人に言わせると、私はあまり物欲が無いらしい。
たしかにパソコンもデジカメもかなり旧いのを使っていて買い替える気も今のところは
無いし、部屋のテレビもリモコンが壊れ画面もおかしくなっているのを平気で見ている。
MDプレイヤーは持って無い、車も無い、ゲーム機も無い、腕時計もロレックス壊してか
らは安物をてきとーに使っている。
洋服も最近ほとんど買わないな。よく女性がそう言うが、私の最近は「数年」なのだ。
そういや携帯電話も壊れるまで換えないだろう。

友人はいつも上記のものたちの新製品をチェックしては「買いたい」と思っているらし
く、実際かなりひんぱんに買っているようだ。
それが普通だと言われると、そんなもんなのかとは思うのだけど、だからといって友人
のようには欲望が涌かないのはしょうがないのかな。

今、何か欲しいものがあるかを考えてみた。
今欲しいのは、スペースとか静かでかつ便利な環境とかのあまり具体的じゃないものだなあ。
身体的には色々欲しいとは思うのだが。

ネットオークションが盛んだというので何度か覗いたのだけど、どうも燃えない。
何か出してみれば興味も湧くかとも思ったけど、無理にやってもしかたない。

ただ、これだけは欲しくなると我慢できないものはある。
本、なんだけどね。


原宿で

最近、原宿の明治神宮前にはコスプレイヤーがたむろしている。
路上で着替えたりしてちょっとビンボ臭いのと、それを撮影する外国人観光客がやたら
多いのは竹の子族みたいだ。
遠くからはるばるやって来るコスプレ者。
楽しいに違いない。前の日なんて大騒ぎなのかな。
エキセントリックな服装や髪型をする気持ちは私にもあるので応援しておこう。
ここ数年で変わった風体をした人に対して世間が甘くなっている気がする。
これは好ましいことだ。


 どんどん

顰翁(pin-eau)さん、あるさん、かえるさん、かこさんと浅草で打楽器によるライブ
を鑑賞。どんどこどん。
ペルシャ、中国、日本のミュージシャンが叩く音色を混ぜていったら、あら不思議。
ノイエ・バウテンのように聞こえてきたのでした。
ああいった見せる要素が少なからずある打楽というのは、もうちょっとメジャーになって
も良いのになと思う。
都心でよく見受けられる古いビルの取り壊し現場なんかは良い舞台になるだろう。
爆発物を使うのも良さそうだ。
ダイナマイトの破裂音はスティーブ・ガットのバスドラみたいに腹に響く。
途中、休憩時に主催のアサヒビールから製品が配られ「富士山」をいただく。
で、終了後は食事しながら音楽論を戦わせ(ここんとこ写真浅草編参照)解散。
バーン&イーノの「マイ・ライフ・イン・ザ・ブッシュ・オブ・ゴースツ」を聞きたく
て捜したけど無かった。いや、あれはバーンのみだったのか?
今度はアフリカンも加えてよつ巴の打楽器セッションというのもやってくれないだろうか?


なま

イギリスに留学している人に、何かその国らしい事を趣味にしているのかなと思い尋ねたが映画を見たり一杯やったりと日本にいた時と変わらないそうだ。
考えてみれば遊びに行ってるわけじゃないから、中々変わったことも出来ないんだろな。
イスラエルという国は周りの国と何度も紛争があった(ある?)ので徴兵制がある。
男女共に何年か軍隊で過ごし、それが終わると多くの者が海外へ出かけるという。
日本へ来るのもいるわけなのだが、イスラエル人といっても色々な人種がいるので言われなければ全くわからない。
Aもそのひとりだった。彼女は私の友人とバイト仲間だったのだがイミグレーションに出す書類に付ける推薦文を書いてくれる身元のしっかりした人を捜していた。
当時、真面目に会社員をしていた私は何度か彼女に会い話を聞いて承諾した。
それから何度か、推薦文を書いた記憶がある。
最後に彼女に会ったのは帰国の数日前だった。
メモに書かれた住所を頼りに中目黒の駅から歩き静かな住宅街にある古びてはいるがきれいに保たれた小さな木造の平屋を見つけ、開け放たれた玄関から名前を呼んだ。
すぐに出てきた彼女に手みやげのビールを渡し、茶の間で座布団を出されて座ると襖が開いてルームメイトが顔を出した。
ルームメイトもイスラエル人で一緒に来て一緒に帰るらしい。同じ部隊にいたそうだ。
部隊と聞いて徴兵制の事を思い出し、こんなにきれいな女性達が砂漠で砂だらけになってUZIを撃ちまくっていたのかと考えながらごろんと横になった。

日本で柔道整体を学んだAが、最後に勉強の成果を見せてやるというので呼ばれたのだった。
ポパイのように力こぶを作ってポーズをとった後、Aが襲い掛かって、いや技を掛けて、いやマッサージをしてくれ私は「ぐはっ」「うぎゃー!」と数分間叫び続けた。
それが終わり、脱力して座りこんだ私に涼しげな笛の音が聞こえてきた。
多分先刻から鳴っていたのだが聞こえなかったのだろう。
それは襖の向こうでルームメイトが吹いている尺八だった。
とてもシャイで日本に来ても尺八の先生などごく少数としか喋らない彼女なりの歓迎だそうだ。
私は生まれて初めて生で尺八を聞いたということに気付いた。
決して略してはいけない。


まさか本当に野菜の日だったとは

佐藤大輔氏の新刊を見に行ったがまだのようだ。
氏の著作はほとんど読んでしまったので新作が待ち遠しい。
まだ未読本の在庫があるのでまだいいか。
ただジャンルの違うもの数冊を並行読みする癖がついているので、ちょっと寂しい。
現在庫は、椎名誠3冊、中島らも1冊、夢枕獏2冊、群ようこ2冊。
どうも偏った陣容だ。
「噂の真相」バックナンバーを世田谷区立新代田図書館の交換コーナーで拾ったので
読んでみたら大変面白い。
内容はあちこちのウェブサイトで素人が書き飛ばしているものに近いというのに、さ
すがプロのもの書きは違うわいと感心して帰宅途中の書店で最新刊を手に取ってみた
らさっぱり面白くなかった。
執筆陣が交代してしまったのだろうか?

(えんじぇる

33万9000円拾う夢を見ました。
なんだか知らないビルの通路を歩いていたら壁際にポツンとバッグが落ちてたので拾い上げて中を覗いたら大き目のちょっとくしゃっとした封筒があった。
その中身が現金と給料明細書、色々な払い込み用紙で明細に339、000円と書いてあったので金額がわかったのだ。
社名は「ち産ストア」だった。
払い込み用紙は多分電話とかガスとかのもので『給料出たからこれから銀行に行くもんね』と言わんばかりの様子。

「こりゃどうするかな。ここのビル管理してる所に持って行けば簡単だけど警察に持って行けば一割貰える。この辺の交番はどこだろう?」と考えていたら人の気配がしたので思わずその封筒だけ持って歩き出してしまった。

そこで目が覚めたのだけど、色々不思議だったのがまず金額。
何故33万9000円?
それから「ち産ストア」。
これは初めて一人暮らしした時、すぐ近所にあったスーパーの名前だ。
昔、原宿の明治通り沿いに「ち産ビル」があり(今もあるのかな)、そこの地下にモンクベリーズというディスコというか今で言うクラブがあったなあ。
わりと深夜によく行った。遅い時間だと店内はラリった方がたくさんいて従業員までもイッちゃってるような、そんな店。
トイレでバーテンに「100円貸して」と言われ「ホイよ」と差し出したらお礼にと言ってドリンクチケットをポケットからひと掴み貰ったこともあったし、テーブルの上では酔っぱらったのかラリってる外国人モデルの美女がどんどん脱ぎながら踊っていた。(週末は大抵)当然入り口には見張りがいて手入れを警戒しており、地上とフロントは無線で連絡していた。
突然音楽が止まり照明が落ちて真っ暗になったと思ったら従業員が走り回りながら「静かに!シー!」と客に注意。客も慣れているからシーンとした店内でどこからか運ばれて来る料理をテーブルに並べるのを手伝う。
つまり警察が上の入り口まで来たので連絡が入り、深夜営業のレストランのふりをする訳だ。当時はどこでも深夜にはそんな事があった。

それにしても、あの料理はどこから持って来ていたのだろうか?
夢から変なことを思い出し、昔の疑問が蘇ってしまった。

 秋のはずなんだけど
かなり暑い一日。午後二時頃キッチンの室温計が41度を表示していた。
私の部屋は北向きのため、2~3度は低いはずだが、それにしても暑かった。
夕方、パラパラと軽い夕立があり少し楽になったのでスーパーマーケットへお使いに出かけたら
雨上がりの空に夕焼けが輝き、気持ちの良い風が吹いていて爽やかな気分。
デジカメを持って出なかった事をちょっと後悔しつつ、散歩気分で駅向こうの店まで行ってしまいあれこれと買い込んで帰りは両手に荷物。
しかし今夜は買ってきたものには手を付けず前からの在庫で夕食だ。
函館産のいかめし、筋子、野菜サラダ、クローヨー。
クローヨーなんて学校給食以来かもしれない。
揚げたり煮たりでまたキッチンは暑くなる。
今日は水だけでもシャワーが暖かい。湯舟に水を張っておいたら適温になったかも?
明日は実験してみようか。


ごく平凡な

どうも生活サイクルがずれ込んでしまい、今朝は4時に寝て6時に起きてしまった。
もう少し寝ようと思ってもんもんとしたが、どうも眠れないのでそのまま。
雨が止むのを待って、この間入院していた中野総合病院へ行ったら何かの手違いで一時間
以上待たされた。く、くぬやろー。
待つ間に「野山課長の空白」(中場利一・幻冬社)の後半を読み終えることができた。
ある意味、中場氏にとって最初の小説がこれなのかもしれない。
それでもやはり体験談めいたネタは使っている。
テンポが良く数ページごとに笑わせてくれるサービス精神にはいつも感心させられるが、きっと飲んで語ってもこんな感じの人なんだろうと思わせる所はうまい。
また捕まったりしないで小説を書き続けて欲しい。
そして、こんなこともあろうかと準備しておいた「半径500mの日常」(群ようこ・文春
文庫)を読みながらトートバッグの中のデジカメを出してバッテリーをチェックしておいた。
今日行く時気付いたのだが、いつも病院の後に寄る「くみ◯い保険薬局」の他にも病院のす
ぐ近所に調剤薬局がある。
処方せんさえ持って行けば同じものが出てくるはずだから、病院の正面にありいつも混んで
いる薬局よりも空いているかもしれないと考えた。
今日、覗いたら「くみ◯い保険薬局」の中には20人以上が薬を待っていた。
数十秒歩いて今日気付いた「こと◯き薬局」を覗いたらひとりしかいない様子だ。
こんなに近いのにえらい違いだと思ったが病気や怪我をしている時、人は視野狭窄状態にな
りやすくとにかく最初に見える看板に寄って行くのかなと思い「こと◯き薬局」に入ってみ
たらやはり正解だった。
いつもの薬局では数十分待たされるが、こちらはほぼ即時に薬と説明書が出て来た。
座ってan-anを読む暇も無かった。
スタッフは私と同じ位の女性ばかりであっちのオヤジとは随分接客態度が違う。
おまけに40円安かった。

せっかく中野に来たのでブロードウェイ内をさんざん冷やかし、100円ショップでジョー
ク・グッズを見るだけ見て「まんだらけ」でちょっと買い物。
結局デジカメは使用せず。


名前の表記

国語審議会が日本名のローマ字表記について新しい決定をしたらしい。
これまで日本人はほとんどが姓・名を逆にしてローマ字表記をするよう教育されていた
のを、そのまま表記するようにというものだ。
東アジアではポピュラーな姓・名表記をわざわざ逆にして使用しているのは日本だけな
ので、改正しようということらしい。
つまり有名な人で例えると「テイ・トーワ」は欧米でもそのまんまなのに「坂本龍一」
は「リュウイチ・サカモト」と名乗っているのを直すようにしようという話だった。
ただしこれまでの経緯もあるので名字だけ大文字で表記すればいいのでは?という注釈
もあってどうもうさんくさいのではあるが、とりあえず賛成したい。
欧米で自己紹介する時にワザとらしい欧米人に発音しやすいイントネーションで「マイ
ネイムイズ◯◯◯・ヤマモト」と言うのはわずらわしい。
普通の日本語式発音で「山本某です」と言いたい気持ちは前からあったし、相手によって
はそうしてもいたのだが、これからはお墨付きを得た気持ちで言えるような気がする。
自分の名前を順番変えて言うなんてのは奴隷がやることだ。
カシアス・クレイが改名したのも、かなり違うかもしれないが「自分の名前に対するプライド」が理由に入っていたはずである。
今の日本で名字や名前を変えるのは意外と簡単なことだが、ひょんな事からこの名前に
なった私も今の名前を大事にしたい。
また変えるのも面倒な気がするし。
区役所とか銀行では自分の名前をいくら呼ばれても気がつかないという事が今でもたま
にある。


オリンピア

まだ朝でもない真っ暗な時になんでまた今日の日記を書くのかというと、今日は書くことができなさそうなので先にやってるのだ。未来日記か?
9/9といえば桜田淳子だ。(クックックック~だから)
さくらだといえばスペインの「サクラダじゅんこファミリア教会」だが、あれはまだ工事しているんだろうな。
ハウス加賀谷が手伝った映像は割と楽しんだ。(電波少年)
彼は今、何をしているのだろうか?

来週はレニ・リーフェンシュタールが監督したベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」の第一部(民族の祭典)と第二部(美の祭典)をNHKBSで放送する。
ついでに「意志の勝利」もお願いしたいところだけど、これはナチ党の宣伝映画だから無理だろうな。
ナチスの協力者として色々悪口を言われたりした彼女だが、映像の圧倒的な美しさに関してはかなりのものだと思う。
何かのドキュメンタリー番組内で少しだけ垣間見ただけだが、印象的なシーンが今でも目に焼き付いているからだ。
あれこれ否定していた人達が歴史の中に埋没し消え去っても、あの映画は残るのであろう。
主義主張や偏見を芸術作品の鑑賞の際に振りかざすのは脳無しのやることだから、こ
こはひとつ全部見て素直な感想を述べたい。
待ち遠しいなあ。
問題はうちでBS放送を見られないという事なのだが・・・・・


雑感というやつ

「本の雑誌」のサイトで読書相談をしたら早速ていねいなメールが届いた。
とても嬉しいが、相談される方にしたらかなりの負担だろう。
心配になった。
ところで今日はかなりの大雨。
涼しいのはいいのだが、あまりにも激しいので困ってしまった。
まるで爆発のような音が何度も聞こえて来た。
東京はまだそうでもなく、東海地方はひどいことになっているらしい。
明日も出かける用事がある。
嫌だなあ。
佐藤大輔メーリングリストに挨拶のメールを出しておいた。
あと、3つ出さなければいけないのだけど面倒だ。
辞めちゃおうか?


ちょっと欲が出てきた

「超能力株式会社」を読んでおりました。
注釈が面白い。
座談でもこれだけキャラが立ってるとどれが誰の発言なのかが分かりやすくていいね。
ニューヨーク(というかマンハッタン)に帰りたいな。


季節の境目

朝涼しかったので久しぶりにデニムジャケット(ジージャン)を着て出かけた。
これを買ったのはたしか21~22歳の頃だから、もう15年位前だ。
一緒に同じ染めのジーンズも買って、そちらもまだある。
ボロい。
激しくビンボー臭い。
悪評は多々あるが、気に入るとずっと愛用してしまう癖のせいで今だに着ている。
一応コム・デ・ギャルソンの製品なのだけど今では古着にしか見えない。
これを買ったころは革のキャップを被り、この上下にゴツい靴を履いていつもサングラスをしていた。
毎週1回はストリート・ファイトをして生傷が絶えなかった時期だ。
今でもあちこちに縫い目が残っている。
いつの日からか季節の変わり目に傷跡が疼くことも無くなった。
そういえば買ったばかりの夏物スーツを捨てる羽目になったこともあった。
いや、燃やしたのだったな。
もっと古い服で現役なのもあるぞ。
高校生の頃に自分でデザインしたベストがそうだ。
体型が変わらないせいもあり、これまた今だに着ている。
どこかに行ってしまったり、ひとにあげたりフリーマッケットで叩き売ったりでワードローブはいつも更新しているのに、こんなに古いものが残っているのも少しばかり不思議ではあるが、これも縁なのかもしれない。
この夏はシャツを数枚作った。
何年くらい着るのだろう。

太陽が高くなって暑くなる頃に帰宅した。
帰途、図書館で取り寄せを依頼してあった「ディレクターズ カット」(秋庭俊)
「深爪」(中山可穂)、「マジックドラゴン」(長屋潤)の三冊を受け取る。
今夜は眠れないかもしれない。


一歩も出ないで世界を知る日

午前中忙しかったので、午後はちょっと昼寝。
世間は休日だしまあいいだろうと思っていたら、耳をつんざくような轟音が
連続し目が覚めた。
どっと雨が降り、雷鳴が続いている中なんとなくテレビの電源を入れた。
「グレン・ミラー物語」を放映しているではないか。
ずーっと昔に見た記憶はあるが、久しぶりなので見ることにしキッチンでアイス・ミルク・ティーを作ってグラスにストローを入れテレビの前に座った。
音楽がいいのは勿論だが、こんなに感動的なストーリーは中々フィクションでは作れないなと思いつつ、結末を思い出してしまった。
映画はどんどんハッピーな展開になって行く。
夫婦の愛、素晴らしく聡明で快活な妻、力を持った理解者、前進しようとする夫(グレン)、いい友人達。
そして善意のあまり従軍する彼。
もう見ていられない。
素晴らしい映画だけに二回見るのは反則なのだろうか。
背筋にざわざわするものを感じながら後半を見て、そしてやはり感動した。
結末を知っていようと何だろうと、いい映画は何度見てもいいのだ。
役者の表情、台詞、映像、そして音楽。
味わうものはいくらでもある。
それとも一度食べた料理はもういらないのか?
そんなことはあるまい。
雷よありがとう。

オリンピックの開会式で日本代表がガッチャマンのようなマントを着せられていた。皆さん何だかムっとしているような感じであった。
式の途中で脱いでる人もかなりいたようだが、暑かったというばかりではあるまい。
ちょっと変過ぎたな。

この間、でかい白人男性がまるでフォークギターのようにコントラバスを肩からストラップで掛けているのを見てかなり驚いたのだが、今日のオリンピ
ック開会式ではシドニーの式場演奏隊のコントラバス奏者が片手で逆さに持
ったそれを振り回しているのを見た。
世界は広い。


どうもいけません

朝からずっと遠雷が鳴り続け不愉快な天候であった。
どうも低気圧が来ると体調が悪いような気がする。
課題図書が面白くないので他の本を読んで気分を変えたり、デジカメを持って
外をうろうろしたりもした。
いけませんね。鬱のようです。
色々考えこんでみたり、ゆっくり風呂に入ってリラックスしようとしたりした
のだけど、どうにもなりません。
作業も進まず、食欲も無し。
気晴らしは何か無いのでしょうか?
あれもしなきゃ、これもしなきゃと分かっているのにやる気が起きない。
新しいサイト製作のため、写真を撮ろうと準備しましたが我が家の人工光だけ
ではライティングがうまくいきませんでした。
明日か明後日の昼間に撮影するしかありません。
それまで部屋に物が山積み状態。
ううう。
寝てしまおうか。

執念深く決して忘れないのが美徳でないことは解っている。
ただそれは自分で変えられるものでもあるまい。
 寝惚けてトゥースペーストを手に塗る日

えーと四時に寝て、何故か六時に起きてそのまま朝食を食べてしまったので
流れで歯磨き~シャワー。
そして眠れなくなって「深爪」(中島可穂)を読み出した。
女、女の恋人、その旦那の3人それぞれが語る事件とも言えないある時期の話。
あっさりしたもんだ。
性行為の描写が多い所に人気があるのだろうか?
午後になり天気も良くなったので新宿へ。
最近「追分だんご」の草だんごに凝っているのだが今日はパスして「凡」でどんぶりアイスコーヒー。 Macをレジ代わりというか電卓代わりに使っていやがる。
カウンターは禁煙だった。
帰って「ディレクターズ カット」(秋庭俊)を読み出すが、これはちょっと読み難いな。
著者はテレビの内幕をわかりやすく書いたつもりなんだろうが、消化しきれていない。ちっちっち。
後半になってやっとスピード感が出てくるのだけど、今度は説明不足で読み返してみてもどれが誰の台詞なんだか不明な箇所がある。
しかし、ま、どーでもいーか、と思われてしまうのが情けない。
途中で飽きたので「征途三」(佐藤大輔)を読み満足して寝た。

これはとってもマズイ

夕方からかなりの腹痛。
やばい、これは先日救急車で運ばれた時と同じ感じだ。
薬を飲み、ベッドに潜り込んで安静にしていたがどんどん痛みが増していく。
少しでも楽になったら入院用の荷物を作っておかなくては。
しかしそのままで終わる。


なんとかセーフ

ほとんど眠れないままに朝を迎えた。
痛みは夜ほどではない。
早朝のうちに荷造りなどの準備をし、どうでもいいメーリングリストやメールマガジン
の停止処理、自分の掲示板への告知をしておいた。
あとは覚悟して病院に行くだけだ。
また入院の可能性は7割。
中野までは驚くほど早く到着した。
馴染みの医師に容態を説明したら顔色が変わった。
他をすっ飛ばして血液検査や超音波なんとかをやってくれて嬉しいような怖いような気持ちになりつつ、現状ではそれほど痛みが無いので「ディレクターズカット」を読み続けた。
結果は「できれば入院して、また点滴生活をした方がいい」との事だったが、詳しく聞いたら前回ほどは悪くなっていないので、自制して自宅療養を徹底するならば経口薬で
治療するのでもいいとの事。
もちろんそれを選択して処方せんをもらい、調剤薬局へ寄り薬を受け取って帰宅。途中で「本の雑誌10月号」を購入した。
四時間もかかったのでどっと疲れに襲われ、しばし仮眠。
夜になって起き出し「マジックドラゴン」(長屋潤)を読んでいたら、また遅くなってしまった。
競馬を知らない人にも面白い、性善説に基づいたメルヘンのようなお話。
力は無いけど好感の持てる作品というのだろうか。


 オリンピックやってるしー

ベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」のビデオを見た。
映像の美しさ目当てだったが、登場する選手の顔がとてもいい。
日本選手の立ち居振る舞い(例えば落馬した時などの)がとても立派で嬉しかった。
欧米の選手と比較しても美しいとさえ言えるだろう。
このビデオ、借り物なのだがダビングしたくなった。

「フォレスト・ガンプ2」を読む。
相変わらずのメルヘンではあるが、きつめのジョークも随所に折り込まれていて気に入った。
『豚の糞発電機』の大爆発なんかは映画化するのが難しいだろう。
というか、これは文章の方が面白いような気がする。
さて、今回のオリンピックはどうなったのかな?
まだやってるはずなんだが。
いつまでやるのだろうか。閉会式は見よう。


読書日記もどき

中学生の時分に一度読んだ「人民は弱し 官吏は強し」(星新一)を図書館の棚で
見かけて懐かしく思い、久々に読んでみた。
著者の父君・星一の小説風伝記であるが、さすがは星新一で父親の生涯を上質な読み物に仕上げている。文章上手いなあ。
初めて読んだ時は北の方にいたのでわからなかった事が、東京に住んでいる今だから「ああ、あそこに会社があったのか」と理解できたり(立地条件から会社の隆盛振りや当時の情景を思い描きやすい)工場の跡地を見た記憶から、何やら懐かしさを感じたりと、読んでて目蓋に浮かぶ情景が随分と違う。
続いて、そろそろ処分しようかと思っている本を積み上げてそこから唐沢商会・唐沢なをきの「怪体新書」「ヌルゲリラ」「YAPOOS」「からまん」「電脳なをさん1・2」を抜き出し読んだ。
なんだか読書日記のようになってきたぞ。


きんよーびなのに何もできんよー

「銃夢」のノベライゼーション(木城ゆきと・川村泰久)を見つけたのでそれを読む。コミックと違うストーリーで、これはこれで面白い。
それから西原理恵子を4~5冊。
本棚の整理中なのだが、これでは進むはずも無い。
昨日、小林源文氏のウェブサイトを見つけたので懐かしくなり「サイコノーツ」「サムライ・ソルジャー」「タイム・トルーパー」「ユギオ2」を出しておいたので、これも読んだ。
「キャット・シット・ワン」も欲しい今日この頃。
鳥ささみの親子煮(親子丼の具)を製作、失敗した。
花金に遊びにも出られなくなってどれ位経つのだろう?


秋分の日

世間は祭日なのであるが、下請けにはあまり関係無いのです。
佐川急便が来れば、その荷物には仕事がつまっている。
そして外は雨が降り出し寒くなってきた。
今夜はおでん。大根とじゃがいもが旨い。
これでお酒でも飲ればいい気持ち~なのだが麦茶をちびちび。
あーつまらん。


お祭りどんどん

午前中は遠雷が鳴り曇っていたが、昼頃から晴れ始めてちょっと暑くなった。
暑いといっても真夏とは違い、日陰に入ると風の涼やかさを感じる。
部屋にいたら、外から大太鼓の音が響き、お囃子(テープだろうが)が聞こえてきたので窓を開けて見たら、ちょうど道路を隔てたお向かいで神輿の準備をしていた。
毎年、何の知らせも無しにやる町内会の?お祭りらしい。
数年前、恵比寿で大きな神輿を担いで肩にアザが出来たことを懐かしく思い出し、それにしてもかわいい神輿だわいなどと思って眺めてしまった。
そのうち、業者か同好会か知らないが、ワゴン車が数台やってきて祭り装束の男女が降り立ちわいわいと騒ぎ出した。いかにも無理矢理活気付けているのが滑稽だ。
毎年、悲惨な盛り下がりを見せてくれるこの辺の祭りだが、ついに外部から助っ人を呼ぶことにしたらしい。
昔からの町内会だけで固まり、マンションの住人などを無視していたのも低迷化の大きな要因のはずだが、そんな事には目をつぶり全く関係無い人達に頼んで神輿を担いでもらうのはどうなんだろう?
勧誘の苦労などから考えれば楽なのは分かる。(もっともそんなの見た事無いが)とりあえず慣れた人が揃ってくれれば見栄えも良いのだろう。
日が暮れるまで彼らは頑張って大騒ぎし、地元の老人達は喜んで見ていた。
最後に一際大きな声を上げて終了。封筒を受け取って去って行く彼らは楽しそうだ。
これが都心のお祭り。
ただの騒音公害なんですけど。

夜になってやっと暇が出来たので「私広告」(沢野ひとし☆椎名誠)、「村上朝日堂
はいかにして鍛えられたか」(村上春樹・安西水丸)を読む。
早く今月が終わらないだろうか。

 朝から御苦労なこった。その1

昨日からチクチクとしたかすかな腹痛が始まり、薬が効いていないのかと心配していた。膵臓の場所とは違うようだがだからといって油断は出来ん。いつも触診されているうちに自分の臓器がどの辺におさまっているのかは分かっているとはいえ、所詮素人。勝手な判断は危険ということ位は知っている。
明日は病院に行く日なのだが、悪化していたら入院させられるかもしれないし、う
ちにいて夜中に突然堪え難い痛みになっても困る。

今朝、起きてまずキッチンへ向かいアイスミルクティーを作って、それを飲みつつボケボケ状態のまま「ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論」(立花隆)を読み始めた。
これは多数の著書があり、かつ読書家、評論家として名高い立花氏の講演やインタビュー、書評(読書日記)、妹尾河童の書いた立花隆の人となりと仕事場についての一文「『ネコビル』顛末記」さらには立花氏が中学生の時に書いた長~い作文「僕の読書を顧みる」などを収録した本で、彼の読書人生、そしてもの書きとして執着する資料整理、知的空間の構築などをわかりやすくまとめた1冊であり読み物としても面白い。普段の著作よりも面白いと言ったら言い過ぎだろうか。

で、ここから話が下の方に行くのでありますが。
書評もしくは読書日記というのは、トイレのお供に大変よろしいと私は思う。
短い文章がたくさんあり、考え込むでもなくふんふん言いながら(言わないが)パラパラと読みつつ・・・・というのが合っている。
「本の雑誌」などはベストな『トイレ本』だと密かに思っていたのだが、先日勇気を出して「WEB本の雑誌・三角窓口」にそのことを書き込んでみたら見知らぬ方からの賛成意見もあり、ちょっと安心した次第である。
で、今朝はそれ程◯意も無かったが、習慣で立花氏の本を手に朝日のお陰でやたらと明るいトイレに座り書評を読んでいたら、かなり硬くて太いものがゴットンと落ちた。何かと思ってついつい見てしまったほどだ。
酒飲み人生を歩む者は、大体が軟◯ばかりでこんな硬いものを生み出すなんて経験は子供の頃以外あまり無いと思う。私もそうであったが、最近はアルコールを摂取していないのでこんなこともあるのである。
そして部屋に戻り、さて働こうかと思った矢先、腹部に何やら違和感がある。
何だろうと思いつつ念のためまたもや立花氏と共にトイレに向かい、座って書評を読みつつふんばり始めたら、下半身に不思議なまるで何かがどんどん出ていくような感
覚があった。
それが終わり何となく興味が湧いたのでちょっと覗いてみたらなんとまあ。
そこには30センチ以上の長さがある見事な一本◯がドーンと鎮座ましましていた
のである。流れるのかどうかが心配になった程だ。思わず最近の何でも撮る癖でデジカメを取りに行こうかと思った。(もっとも、撮ったとしても誰に見せたところで嫌がられるだろうという常識的判断により却下したが)
そしてトイレから部屋に戻り気がついた。
昨夜来の腹痛がきれいさっぱりと消えている。そして妙に食欲が湧いて来た。
どうやら、あれは酒飲みには無縁とされる「便秘」というものだったようだ。
それにしても爽快な気分である。

これからの私の人生には書評や読書日記が欠かせない要素となるに違いない。
書店やWEBで読むべき手ごろなものが無くなったらどうするか?
いざとなったら自分で書いた駄文をプリントして読めばいいのだ。

それはそうと、立花氏の『私の「書評」論 「私の読書日記」まえがきにかえて』は非常に共感する所が多く全文引用したくなる程。


 中野にて

中野の病院に行く日なので久々にラッシュに揉まれた。それにしても何故朝から妙な臭いのするやつがこんなに沢山いるのだろうかと思っていたらすぐ中野だ。
朝の中野は、繁華街特有の掃除した後のゴミ箱のような清々しさに満ちていて、ビジネス街とはまた違った情景を見せてくれる。そういえば、この街を夜中に歩いたことが無いな。夕方の印象から想像するにかなりディープなはずなんだが。
まだ早い時間なのに病院のエントランス附近はママチャリで一杯だ。隙間を縫って歩かないと中に入れない。車椅子が通る道はガードマンが確保してるのだが、そこは車椅子で渋滞している。何故渋滞しているのかというと、その狭い通路で立ち話しているおばさんがいるからなのだ。車椅子が来るたびにこやかに詫びてちょっとだけ身体をひねって通し、1台通すとまた話に没頭している。
院内に入ると思ったよりも空いていた。ロビーの椅子がいくらでも空いている。
早く来た甲斐があったわい。しかし待ち時間はあまり変わらなかった。
救急車で担ぎ込まれた夜宿直だった医師がそのまま入院時の担当になり、毎日顔を合わせていたのだが、今日もやはりその医師に診てもらうことになる。朗らかでややすちゃらかしてるから割と気に入ってはいるのだけど、ちょっといいかげんくさいぞ。
なんだか人違いされてしまった。ま、沢山の患者を抱えてるのだからしょうがないか。
色々な検査をするのでいつも数時間かかる。途中の待ち時間もあるので本は欠かせない。二冊は持ってないと暇をぶっこく羽目になるのだ。寝てると順番飛ばされるしなー。
今朝、電話帳で中野の古書店を調べたら「ブック・オフ」があるようなので、帰りはそちらに歩いてみた。地図によると堀越の前あたりのようだったのだが、何故か見つからなかった。そのうち中野坂上に出てしまったので、初めて「大江戸線」に乗り新宿まで行く事にした。競技場行きなんて一体どこへ行くのだろうかと思ったらそれは代々木の競技場のことだった。新宿で降りたが、これは随分と深い所を走っているらしく昇っても昇っても地上に着かない。地下6~7階かもっと下を通っているのだろう。これでは通勤時は乗り換えが大変だ。
帰ってからは雑事を片付け「ロケットボーイズ」(ホーマー・ヒッカム・Jr)を読み出した。もっと実用になる本も読まなくてはいかんな。


読書ばっかり

「骨董屋ピンクス」(デニー・ピンクス)は、イスラエルのテルアビブに店を構えるユダヤ人の骨董屋店主がゆらゆらと語る本。嘘のような本当のような話がたくさん。それにしてもヨーロッパとアメリカにこれほど気軽に出かけることができる国なんですね。
知らなかった。ロンドンなんて日帰りだと。
数々のエピソードが興味深く(イスラエルには因縁もあるせいか)語り口が面白いので、あっという間に読み終わってしまった。訳者もいいのかな?天野隆司氏だ。この作家がこれから何を書くのかが楽しみである。
次いで「総統の防具」(帚木蓬生)はぶ厚く重く内容も重い。結構時間がかかりそうだ。読みごたえがありそうな本とでも言うべきか。
「一葉の口紅 曙のリボン」(群ようこ)はタイトルに惹かれて読み出したら、あまり波長が合わないようなので、今回はやめておいた。また違う状況になれば楽しく読めるかもしれない。代わりに「無印良女」(群ようこ)を読んでみたら既読であった。あまり似たタイトルの本が続くとこういった事になるので考えて欲しいもんだ。
佐藤大輔の新刊は来月まで延期になった。本当に来月発売されるのだろうか?幾つかのシリーズものを並行して書いているが、どれか完結させてくれないと隆慶一郎氏のようになってしう恐れがあるな。
課題図書の書評をやっと送ることができた。あまり期待はしていないが、少しは楽しみに思っている。どうなる事やら。書評を書くのは難しい。
やっと涼しくなり寝るのが楽しい。ずーっと寝ていたいが朝はちゃんと目が覚めてしまう。空腹で起きるなんて子供の頃以来だ。起き抜けに水より固形物を欲するなんて、酒飲んで寝てた時分には思いもしなかった。
それにしても色気の無い生活だ。(読書は早朝と夜だけですよ)